【レクサスCT、エスティマ…】地味だけど小改良で生き抜く名車 5選

■トヨタエスティマは13年のモデルライフながらも大健闘

 エスティマはトヨタを代表するミニバンで、卵型のボディスタイルが特徴だ。初代モデルを1990年に発売して以来、高い人気を得てきたが、現行型の発売は2006年に遡る。すでに13年を経過した。

マイナーチェンジで印象がすこしかわったエスティマ。このイメチェンは成功だろう

 数回にわたって改良を受けたが、地味に進化したのは発売から10年少々を経過した2016年であった。

 外観はフロントマスクを変更して伸びやかな形状に改め、緊急自動ブレーキを作動できるトヨタセーフティセンスも採用した。内装ではマルチインフォメーションディスプレイを装着している。

 ただしトヨタセーフティセンスは、古いタイプで歩行者を検知できず、2016年には相応に注目されたが今では古さを感じる。

内装もアップデートされたが安全装備はさすがに古さを隠せないか

 フルモデルチェンジするのが理想だが、次期型の開発は行っていない模様だ。現行型が最終エスティマになる可能性が高い。

 それでも販売を続ける背景には、1か月に700台程度は着実に売れている事情がある。エスティマには根強いファンが多いから、安全装備の向上など、機能面における細かな改良を定期的に行って欲しい。

■ダイハツアトレーワゴンは乗用車へ本格進化

 アトレーワゴンは、ハイゼットカーゴのワゴン仕様だ。エンジンを前席の下に搭載してボディの前側を短く抑え、室内長を拡大した。

乗用グレードらしく実用性と快適性も備えている

 そのためにワゴンであれば前後席に大人が快適に座り、なおかつ車内の最後部には、充分な量の荷物を積める。エブリイワゴンと並んで、実用性の高い軽乗用車に仕上げた。

 発売されたのは2005年と古いが、ベースとなるのが商用車だから、フルモデルチェンジを行うサイクルが長い。そこで細かな改良を行い、2017年には、アトレーワゴンとハイゼットカーゴが両方ともにマイナーチェンジを受けた。

スマートアシストIIIの装備で安全性も向上している

 最も注目される改良は、安全装備の充実だ。タントやムーヴなどの軽乗用車と同じく、スマートアシストIIIが採用された。2つのカメラをセンサーに使い、歩行者も検知して緊急自動ブレーキを作動させる。

 このほかフロントマスクなどの外観も改め、アトレーワゴンでは自発光式メーターを装着して内装の質を高めた。エンジンを前席の下に搭載する商用車では、最も高い安全&快適装備を身に付けている。

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