おいおいおい、新型N-BOXの完成度高すぎない!?  新型N-BOXはインテリアの進化が凄い!! 渾身のモデルチェンジを目撃せよ

細かいところに開発陣の心が込められた新型N-BOX

 この他にもインパネ助手席側のトレー部分は角が丸く仕上げられていて、うっかりカドに手などをぶつけて痛い! なんてことを防いでいたり、自転車を積み下ろししやすい荷室開口部形状だったり、積んだ自転車が安定して置けるように工夫された後席ダイブダウン時の位置だったり、とにかく使う人の立場に立った細部の詰めが凄いのだ。なるほどね~、と膝を打つことが何度もあった。

インパネ上部のトレー。縁のカドを丸めて視覚的にソフトな印象にもなる
インパネ上部のトレー。縁のカドを丸めて視覚的にソフトな印象にもなる
後席をダイブダウンさせれば21インチの自転車をスッと積み込むことができる
後席をダイブダウンさせれば21インチの自転車をスッと積み込むことができる
ダイブダウンさせた後席と前席の間に自転車の前輪を落とし込むことで安定性が増す。また、荷室後方のフロアは窪みがあり、自転車のスタンドを立てた際に安定する形状となっている
ダイブダウンさせた後席と前席の間に自転車の前輪を落とし込むことで安定性が増す。また、荷室後方のフロアは窪みがあり、自転車のスタンドを立てた際に安定する形状となっている

 もちろんこうした細部の心遣いはドライバーに対してだって、当然ある。というか、そこがイチバン大切なのでしっかりと盛り込まれている。

 例えばインパネの形状。従来型ではインパネ上面にメーターパネルが設置されていて、ドライバーはステアリングの上部からメーターを見るようなレイアウトだった。しかし、新型ではメーターパネルはステアリングの奥、一般的な位置に変更されている。

2本スポークのステアリングにシンプルな液晶パネルのメーターはフィットに似た雰囲気だ
2本スポークのステアリングにシンプルな液晶パネルのメーターはフィットに似た雰囲気だ

 視線移動の少なさという点では従来型のレイアウトにメリットがあるのだが、どうしてもインパネ全体が高くなってしまう。身長の低いドライバーだと、座面高などを調整してもインパネが邪魔をして前方視界を狭めてしまうことになる。新型N-BOXではこれを解決するため、メーター位置をステアリング奥に配置し、インパネを低くした。これによって前方視界は広々とするとともに、水平基調のインパネ上面ラインには余計なノイズがなく、スッキリとした視界が得られるというわけだ。

インパネ上面は低くなり、また突起物などがなくドライバーの視界を邪魔するものがない
インパネ上面は低くなり、また突起物などがなくドライバーの視界を邪魔するものがない

 視界という点では、助手席側Aピラー内側に装着されるサイドアンダーミラーのレイアウトも変更された。従来は左前輪付近を映すミラーと、左ドアサイド下部を映すミラーが2段重ねになっていた。新型ではAピラー部のミラーは左前輪付近を映すものだけになり、側面下部を映すミラーはドアミラー右下に配置される。左ドアミラーを見ることで、自然と左側面下部の状況も目に入るようになり、より安全確認が確実なものとなる。

従来型では助手席側Aピラー部に2段重ねで付いていたサイドアンダーミラーだが、新型では左前輪部を見るミラーのみとなった。その代わり、ドアミラー右下にドア下から後輪付近を見るためのサブミラーが追加された。見たい場所に自然に視線が向かうようなミラー配置になった
従来型では助手席側Aピラー部に2段重ねで付いていたサイドアンダーミラーだが、新型では左前輪部を見るミラーのみとなった。その代わり、ドアミラー右下にドア下から後輪付近を見るためのサブミラーが追加された。見たい場所に自然に視線が向かうようなミラー配置になった

 新型N-BOX、このように細部にこだわって使う人の便利や快適をとことん追い求めているってこと。いや、マジで凄いですよ!!

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