■LMの価格次第でロイヤルラウンジの今後が決まる?
2023年秋発売予定となるレクサス LM。実際にLMがアルファードのロイヤルラウンジ需要を補完できるのかを確認していきたい。
装備や質感は十分で、4名乗車仕様はこちらもロイヤルラウンジと同様だ。ボディサイズはLMが一回り大きくなるが許容範囲だろう。残る問題は価格だけとなる。
LMの価格は、1,000万円超は確実。筆者の予想としては1500万円~2000万円の範囲になると思う。
最後に販売されたアルファードロイヤルラウンジの価格は、1,500万円台だった。仮にLMの設定金額が、この1,500万円に近ければ、LMがアルファードロイヤルラウンジのニーズを引き継ぐことは確実だ。
仮にLMの価格が2,000万円超となった場合、アルファードロイヤルラウンジとの差別化は可能なようにも見える。
しかしながら、価格の問題はアルファードにもある。現行アルファードは先代と比較して車両価格がグンと上がった。現行型でロイヤルラウンジを作った時に、販売価格が1500万円を大きく超え、LMの価格に近づくなら、わざわざロイヤルラウンジを作る必要は無い。
個人的には、またロイヤルラウンジを見てみたいが、現実的な販売施策を考えると、LMの居る国内市場に出す意味はないだろう。
そして、最上級の空間を求めるユーザーにとって、クルマがLMかアルファードかというのは、関係のないこと。上質であればそれでいいはずだ。
アルファードはあくまでミニバン。MPVであるLMとの役割分担は、今後さらに明確になっていく。
【画像ギャラリー】先代トヨタ アルファード「ロイヤルラウンジ」とレクサス LMに設定される「4人乗り仕様」(24枚)画像ギャラリー
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