■エンジンフィールはもうレーシングカー!(911)
MT×スポーツカーという伝統で言えば忘れてはならないのが911だ。911そのものが伝統的なモデルであるが、ティプトロニックから最新のPDKと2ペダルトランスミッションが普及してきても絶えず911にはMTモデルが用意されてきた。
それは販売割合のほとんどが2ペダルである日本市場でも同じで、現在でもMTの911がラインアップされている。
そして、現在911のラインアップの中でも最高峰とされるGT3でもMTを選択することが可能だ。
最高出力510PS、最大トルク470Nmという4.0LのNAエンジンとは思えないハイスペックにも驚かされるが、最高出力発生回転は8400rpm、最高回転9000rpmという高回転型エンジンらしいスペックは、まるでレーシングエンジンを思わせる。
こんなハイスペックで高回転型のエンジンをMTで操るなんて、クルマ好きにとっては最高の贅沢と言えるだろう。
技術が進み、速く走るには2ペダルトランスミッションが当たり前という風潮になっている。
走りを楽しむ傾向が多いローパワーのスポーツカーならばMTも多いが、速さを求めたハイパワーのスポーツカーでMTはある意味無駄以外の何物でもないかもしれない。それでもMTを選択するのは無駄を楽しむ究極の贅沢と言えるだろう。
【画像ギャラリー】500馬力超えも!! 現行型ハイパワーMT車をギャラリーでチェック(25枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方