■BYDの日本市場での浮沈のカギを握るシーガル
さらにシーガルに搭載されるリン酸鉄リチウム電池の寿命はほとんど無限(3000回以上の充電サイクルを持つため実走行で満充電走行距離を220kmとすれば66万km)。太陽光発電を導入している戸建て住宅だと蓄電池代わりにも使えます。何よりカッコいい! シーガルなら私もショッピングリストに載せるだろう。
改めてシーガルのスペックを見ると、ボディサイズは全長3780×全幅1715×高さ1540mmで、ホイールベースは2500mm。BYD得意の縦にも横にもなる大型液晶や電動パーキングブレーキ(EPB)、自動駐車システムなども付く。フル装備と考えていい。電池は30kWhのリン酸鉄でカタログ航続距離305km。
シーガルで信頼性を得られたら、ドルフィンやATTO3の購入を考える人も出てくるに違いない。BYDがどう考えているのかはわからないけれど、ATTO3やドルフィンを安くしたって売れないと思う。シーガルを戦略的な価格で日本に持ってきたら、BYDの成功が見えてくるんじゃなかろうか。
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コメント
コメントの使い方シーガルは興味がある。 今や電気自動車やHVの主要部品を中国から調達することは珍しくなく、技術不足とは認識不足だ。 下手すりゃあちらの方が進んでいる。
先日BYDドルフィンをみつけて嬉しくなりました。デザイン自体は素晴らしいので、日本人の一部の敵対意識が薄れてくれれば……(;^^A 一応中国って新興国ですし、日本や欧州と同じ技術力を単独で求めるのもお門違いですよね~……。