GRヤリスは受注再開まで我慢……ジムニーは先代を狙え!? 長納期で手に入らない個性派車種に「代わりのクルマ」はあるのか!?

GRヤリスは受注再開まで我慢……ジムニーは先代を狙え!? 長納期で手に入らない個性派車種に「代わりのクルマ」はあるのか!?

 車種によっては現在も大幅な納期遅延が続いている。お目当てのクルマが買えない時、考えておきたいのが、その代わりになるクルマ選びだ。しかし、代替案が存在しない「オンリーワン」なクルマの「二の手・三の手」はどうなる!?

※本稿は2023年9月のものです
文/国沢光宏、写真/ベストカー編集部、トヨタ、日産、スズキ、ポルシェ
初出:『ベストカー』2023年10月10日号

■フェアレディZは深刻な長納期

購入の喜びもすっ飛びそうな紆余曲折。「Zだけがクルマじゃないぜ!」と言いたいところだが、フェアレディZの二の手になるようなクルマは残念ながら存在しない
購入の喜びもすっ飛びそうな紆余曲折。「Zだけがクルマじゃないぜ!」と言いたいところだが、フェアレディZの二の手になるようなクルマは残念ながら存在しない

 ナニを隠そう私も「買えないクルマ」で大いに問題を抱えている。

 当初通常の購入方法だったフェアレディZながら、契約を済ませ車両代金全額を振り込んだ後、突如「抽選になりました」。で、ハズレ。

 どうなっているのか聞いたら「抽選は2022年モデル分です。受注いただいた方にはすべて納車します」とのこと。が、その半年後「2024年納車までの抽選をやります」という案内の後「ハズレ」。

 なんと納車順位246番で2025年以降という。さらに「値上げもします」。ということで二の手を考えるのだけれど、フェアレディZの二の手になるようなクルマはなし。サイドチェンジしてランクル250にしようかと思ってたりして。

 とはいえ記事のテーマは本当の意味での二の手選び。同じようなモデルから探してみようと思う。

■GT-Rの二の手は最大のライバル!?

2023年生産分は終了している日産 GT-R(1375万~2915万円)
2023年生産分は終了している日産 GT-R(1375万~2915万円)

 まずGT-R。このクルマ、ご予算さえ考えなければ実はいっくらでもある。アストンマーティンやフェラーリ、ポルシェだってGT-Rに勝るとも劣らないモデルは多い。

 ただご予算がプレミアム付きのGT-Rくらいになると、中古車しか選択肢に残らない。

GT-Rが買えない時の「二の手」は中古のポルシェ 911(中古相場:約740万~4900万円 ※先代型)
GT-Rが買えない時の「二の手」は中古のポルシェ 911(中古相場:約740万~4900万円 ※先代型)

 なかでもGT-Rと同じくらいのパフォーマンスと使い勝手を持つのって、中古車の911くらいだろうか。ターボモデルならGT-Rと真正面から勝負できる。

 むしろ、個人的にはGT-Rより魅力的だと思うのだけれどいかがか。実は、私もフェアレディZの二の手にケイマンを考えています。

日産 GT-R
・サイズ:全長4690×全幅1895×全高1370mm
エンジン:3.8L、V型6気筒(570ps/65.0kgm)

ポルシェ 911(先代・991型)
・サイズ:全長4507×全幅1880×全高1297mm
・エンジン:3.8L、水平対向6気筒ターボ(540ps/67.3kgm)

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