■タイヤエア圧チェックで燃費も安全性も高まる
最近のクルマは高性能なので、高速道路を走行するからといって、特に身構えることはないのだが、タイヤのエア圧には充分注意していただきたい。
扁平タイヤが増え、多少内圧が低下していても見た目にわかりにくくなっているため、最低でも月イチでのエア圧チェックは心がけたい。
エアが不足していると、高速走行時にタイヤが遠心力で変形し、異常発熱をしてバーストする危険がある。また、エア圧が低いと転がり抵抗が増えるため燃費も悪化してしまう。
給油時にガソリンスタンドでエア圧のチェックをして調整しよう。
【番外コラム】 ガス欠も違反!!? 高速隊はスピード違反だけではなく車間距離や通行区分違反も見ているぞ!
高速道路での交通違反取り締まりというと、スピード違反が真っ先に思い浮かぶだろう。実際、警察の取り締まりも強化されており、年間40万件程度と、速度違反の検挙が圧倒的に多いことは間違いない。
しかし、警察が見ているのはそれだけではないのだ。
●車間距離不保持
以前からわりと頻繁に取り締まりが行われていたのだが、昨今の「煽り運転」に対する取り締まり強化により、高速道路での車間距離不保持取り締まりは強化されている。
GPS内蔵レーザー距離計なるものが導入され、パトカーの助手席から簡単に車間距離を測定し証拠とすることができるため、取り締まり頻度も高まっている。検挙されれば2点、9000円の反則金。
高速道路での車間距離は例えば100km/hならば100m、80km/hならば80mを目安とする。
●通行区分違反
追い越し車線を走り続けているとこの違反に問われる。年間7万件程度の取り締まりがあり、高速道路での取り締まりとしてはメジャーな案件だ。違反点数1点、反則金6000円となる。
具体的に何キロ走り続けたら違反になる、ということはなく、追い越し完了後速やかに走行車線に戻らないことが違反の要件。前のクルマを追い越すために右車線に出たものの、その先で走行車線が混んでいて戻れないような状況であれば問題ない。
現実的な取り締まり場面としては、速度違反を現認したパトカーが計測のために追尾体制に入るところで察知した違反車が速度を落とし追尾計測ができなかった様な時に「かなり速度が出ていましたね。厳重注意ということで、今回は通行区分違反で切符を切ります……」。
●ガス欠
上でも触れているように、高速道路上でのガス欠は道交法75条の10「高速自動車国道等運転者遵守事項違反」により違反に問われるケースがある。2点、9000円の反則金。
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