自動車ユーザーを苦しめるガソリン価格の高騰や、解禁された電動キックボード問題など、最近のクルマ界を見ていて「物申したいことが山ほどある!」と考える読者も多いのではないだろうか。
※本稿は2023年9月のものです
文/片岡英明、渡辺陽一郎、疋田智、諸星陽一、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2023年10月26日号
■JAFも怒る! ガソリン税のTax on Tax。高騰するガソリン価格を何とかしろ!
円安の煽りを受け、ガソリン価格が一気に上昇し、一時は200円の大台を超えた。ガソリン価格は原油価格と為替市場の動向によって決まる。サウジアラビアが意地悪く減産を打ち出し、円安も長く続きそうだから、しばらく原油価格は下がらないだろう。
しかも日本のガソリン価格はガソリン税に消費税を課す「二重課税」だ。JAFが政府に声明を出したのは当然だよね。もう1つ不可解なのはガソリン価格が1Lあたり160円を超えると税金の半額が免除されるトリガー条項があるのに、これを政府が何度も見送り、絶対に発動しようとしないことだ。
25.1円上乗せの「当分の間税率」をいつまで続けるつもりなんだ。特別税率を廃止するトリガー条項は、東日本大震災の復興予算を名目に凍結された。財務省と自民党は都合のいい税源を失いたくないのだ。野党が政権を握っている時の条項だから自民党は反対しているという側面もある。
ドライバーは声高に二重課税に反対を唱えよう。いつまで騙し続けるんだ!!
(TEXT/片岡英明)
■発売開始時点ですでに買えなくなっている最近の人気車、どうなってるのよ!
アルファードとヴェルファイアは、2023年6月に発売されたあと、納期が大幅に遅延した。今では「受注を停止した」と返答する店舗も多い。
KINTOの取り扱い店では対応しており、アルファードの場合は7~9カ月で納車される。ただしKINTOは定額制カーリースで、契約期間を終えてもユーザーは車両を買い取れない。
先代型のアルファードとヴェルファイアは、半導体などの部品供給が滞って納期が著しく遅れた結果、2022年6月に受注を止めた。そのために2023年6月まで、約1年にわたり実質的に販売しておらず、現行型の発売と同時に注文が殺到した。ただしこれはメーカーの事情で、ユーザーに理解を求める事柄ではない!
SUVスタイルで登場した新型センチュリーも供給台数が少ない。商談の申し込みをウェブで受け付けて「事前審査」を行う販売会社もある。商談する前に審査で落とされる場合も想定され、クルマを買う時に入社試験を受けるような仕組みだ。
誰でも気持ちよく買えることが求められている!
(TEXT/渡辺陽一郎)
コメント
コメントの使い方純国産半導体はCellがあったけど、民主党政権は半導体オワコンとして国策にしなかったのが今の影響
PS3やテレビ、MRIやレントゲンに搭載されたりと頑張ってたんだけどな
無断駐車の「罰金」は駐車場の契約者ではなくオーナーの責任でしょ。オーナーは契約者に駐車スペースを提供する義務があるんだから、代替スペースを用意して、それにより生じた損害を無断駐車の犯人に請求するのが筋。
長納期化はいろんなメーカーで言われてるけど、なんかトヨタに多くない?ノアZを狙っていた時、納期がいくらいくらで~って言われて(半年以上だった気が)、知り合いの車好きに色々相談した結果、納期が短いという理由と毎年点検が無料という理由でスズキランディに落ち着きました。即納ではない新車で契約したのに、納期がノアより短くて、スズキの方で加工しているのになんでだろう?と思っていました。
ダイハツについては昔からスマアシカメラすら落ち、水漏れするほどの品質低下リコールが目立っていましたし、フレックスタイム制を守らなかったり、リコール隠しの疑いもあるなど、最近というかここ一〇年会社として信頼を自ら落としているように感じます。デザインやエンジンに関しても、タフト、四代目タントカスタム前期型、トールなどスズキ車などに比べ距離を走ると劣っていると感じる部分が多いです。