■まずは根本的な疑問を解決!「アメ車ってどうよ?」
●Q1.そもそも「アメ車の魅力」って何なんでしょう?
・A1.日本ではマイナーゆえに“個性的な存在”。そこがとにかく魅力なのです!
「マイナーな存在である」というのは、確かによく考えてみれば「望むところよ!」である。
筆者が住まう東京都世田谷区界隈では「白いBMW3シリーズの新車」など、ありふれすぎていてまったくもって目を引く存在ではなく、下手をすればシニカルな笑いの対象にもなりかねない。
夜の六本木におけるメルセデスベンツ・Gクラスも、おおむねそれと同じだろう。
だが日本では選ぶ人が少ないアメ車であれば、「おっ?」というニュアンスになることは間違いない。なるほど、今後はドイツ車ではなくアメ車に乗るしかないぜ!
●Q2.アメ車の乗り心地って相変わらずユラユラ系なの?
・A2.21世紀以降のアメ車はワールドスタンダードなビシッとした乗り味です
アメ車ワールド田中氏は「アメ車の乗り味=ユラユラと思うのは中高年の証(笑)。今の若い子は、アメ車に対してそういったイメージはまったく持ってませんよ」と笑う。
「1980年代までは、確かに船のような乗り味である場合も多かったアメリカ車です。
しかし21世紀以降は、アメリカに限らずどの国のメーカーもグローバル基準の作りに変わりましたし、そもそも最近は『単一のブランドとして独立している自動車メーカー』のほうが少ない。
そのためアメリカ車も、ワールドスタンダードな乗り味に変わってるんですよ」とのこと。
●Q3.「アメ車=壊れやすい」というイメージがありますが、実際は?
・A3.過去にはひどい時期もあったが、現在はぜんぜん大丈夫と思っていい
「アメ車=壊れるというのも過去のイメージにすぎません」と田中氏。「確かに1990年代後半から2000年代初頭頃に、第何次かのアメ車ブームが盛り上がった頃はひどかったですよ。
本国で20万マイル(約32万km)くらい走った中古並行輸入車のメーターを平気で4万~5万マイルくらいまで巻き戻して、ろくな整備もせず、ちょっと化粧直しをするだけで売られてましたからね。
私は『70万マイルを7万kmに戻した物件』を見たことがあります(笑)。でも今はそんな中古車はほとんどありませんし、クルマの品質自体も向上しています」
●Q4.アメリカ車の点検と整備はどんな工場に依頼すればいいのだろうか?
・A4.正規店または「そのブランドに強い工場」へどうぞ
「古いアメ車は“世界で一番修理に困らないクルマ”だと言えます。なにせ60年前のクルマでも普通に部品が入手できますから。そのブランドに強い整備工場を見つけることさえできれば、いつまでも乗り続けられるでしょう。
その他の年代は欧州車と同じですね。つまり新しい世代のモデルは、正規ディーラーが持っている専用診断機が必要ですし、ちょこっと古い世代なら、汎用の診断機でもイケる。
いずれにせよ『そのブランドに強い工場』と付き合えば大丈夫です」と、田中氏は語る。
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コメント
コメントの使い方コルベットは偉大過ぎる。
FRからMRに変更されてもデザインが全く劣化しなかった。
形は一番美しく、欧州車よりは安く、とんでもなく速い。