■トヨタ シエンタ(195万~310万8000円)
●こんなクルマ
1.5Lのガソリンとハイブリッドを設定するコンパクトミニバン。フレンチテイストのデザインも受けて大ヒット中!
●いいところ
全幅1700mm以下の5ナンバーサイズでありながら3列シートの7人乗りを実現しているコンパクトミニバン。ACCが停止を含めた全車速対応(一部停止保持機能なし)。1Lあたり30kmに迫る驚異的な燃費。内外装のカスタマイズパーツが豊富なのも魅力的だ。
・ボディサイズ:全長4260×全幅1695×全高1695mm
・車両重量:1290kg
・パワーユニット:1.5L、直3(120ps/14.8kgm)
・燃費:18.3km/L(ガソリン1.5G・FF)
●悪いところ
2列目シートがベンチ式のため3列目シートにウォークスルーができない。高回転時のエンジン音が耳障りでロードノイズも比較的大きい。ミニバンだが室内高が低い。ハイブリッド車は多人数乗車時に高速走行での追い越しなどパワー不足。3列目シートの収納に若干手間。
(TEXT/松田秀士)
●賢い買い方
2列シート仕様もあるが、3列仕様が割安だ。価格は2列仕様と比べて4万円の上乗せに抑えた。パワーユニットは、1.5Lのノーマルエンジンとハイブリッドを用意して、後者の価格アップは35万円となっている。
そこでシエンタでは、ノーマルエンジンを選ぶ。コンパクトミニバンだからボディが軽く、ノーマルエンジンでも燃費が充分優れているからだ。
どのグレードをチョイスするか迷うところだが、Gを推奨する。価格が最も安い1.5Xでは、ディスプレイオーディオや右側スライドドアの電動機能が省かれるが、1.5Gなら標準装着されて買い得だ。
(TEXT/渡辺陽一郎)
●渡辺陽一郎のオススメグレード&買い方
・オススメグレード:1.5G(FF)
・価格:199万円
・パワーユニット:1.5Lガソリン
・乗車定員:5/7人
・ひと声値引き:22万円
・納期目安:3〜6カ月
・オススメの購入方法:残価設定ローン
■ホンダ フリード(233万900~333万3000円)
●こんなクルマ
来年新型の登場が噂されているが、いまだに販売好調。優れたパッケージングと、軽快な走りが長く愛されている理由。
●いいところ
ラゲッジスペースの高さが1255mmと高く、開口部最大幅も1080mmと充分。開口部床の地上高が480mmと低く、自転車等を積むのに充分な高さと、低い地上高で重い荷物も載せやすい。2列目にキャプテンシートの設定があり1~3列目までウォークスルーが可能。
・ボディサイズ:全長4265×全幅1695×全高1710mm
・車両重量:1360kg
・パワーユニット:1.5L、直4(129ps/15.6kgm)
・燃費:17.0km/L(ガソリン1.5G・FF)
●悪いところ
ハイブリッドもガソリンもFF車の燃料タンクが36Lと小さく、特にガソリン車は頻繁に給油が必要(4WDは53L)。ACCが全車速対応ではなく30km/h以上で使用可能なため、渋滞時など自動停止はない。運転者の体格によってはスピードメーターがハンドルで隠れ見えない。
(TEXT/松田秀士)
●賢い買い方
発売から7年が経過して設計が古くなった。2024年にはフルモデルチェンジを受ける可能性が高い。
パワーユニットはハイブリッドも用意するが、今のホンダ車に幅広く使われるe:HEVよりも世代が古いi-DCDとなる。したがって2WDのWLTCモード燃費は20.9km/Lにとどまる。それゆえハイブリッドは選ぶ価値が低く、価格が最も安い1.5Lのノーマルエンジンを搭載したGを推奨する。
2WDの価格は233万900円だが、2列目シートは、両側にアームレストを装着した座り心地に優れた快適なセパレートタイプになる。LEDヘッドランプなども標準装着する。
(TEXT/渡辺陽一郎)
●渡辺陽一郎のオススメグレード&買い方
・オススメグレード:1.5G(FF)
・価格:233万900円
・パワーユニット:1.5Lガソリン
・乗車定員:6/7人
・ひと声値引き:21万円
・納期目安:3カ月
・オススメの購入方法:現金または通常ローン
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