RX-7にコスモスポーツ……歴史は半世紀以上!! 11年ぶり復活で振り返るマツダ「ロータリーエンジン」搭載の名車たち

■松田秀士が選ぶ1台は?

サバンナRX-3(12A型エンジン)
サバンナRX-3(12A型エンジン)

 12Aエンジンはとにかく天井知らず、高回転まで回るモーターのようなフィールを持ち、振動も少なく、どの回転域でも淀みなくフラットなトルクが特徴。ロータリーエンジンはどんな高性能4ストロークエンジンよりも明らかにレスポンスで優れていた。

 そんな12Aを搭載したサバンナRX-3は、外観もフロントフェイスの巨大な開口部が迫力満点! 

 アクセル全開にすれば、独特のロータリーサウンドがキャビンに轟く。FRそのものともいえるリアの挙動で、ステア操作よりも右足でコントロールする操縦性も快感だった。

■国沢光宏が選ぶ1台は?

初代サバンナRX-7(12A型エンジン)
初代サバンナRX-7(12A型エンジン)

 どう考えてもSA22Cでしょう。というか自分で乗っていたというのが一番大きいです。学生の頃、バイクとクルマは国産で一番速いヤツを揃えようと、GSX750EとRX-7を買ったのでした。RX-7は燃費超悪かったけれど、運転の練習にはぴったり。

 このクルマで運転が上手になったと思っている。加えて激しくロータリエンジンが好きだったりして。高回転まで引っ張った時の「ぶ~ん」という独特の雰囲気が素敵です。

 一部でマツダ嫌いだと思われている私ながら、学生時代は大好きなメーカーでしたね。だから期待値大きい?

■渡辺敏史が選ぶ1台は?

3代目RX-7(13B型エンジン)。REは1999年に280psまでパワーアップした
3代目RX-7(13B型エンジン)。REは1999年に280psまでパワーアップした

 FD3Sの美点といえば、まず挙がるのが見てくれです。ロータリーの小さなマスと軽量化への執念が絡み合ったその美しさは空前絶後、ロータリーの金字塔といっても過言ではないでしょう。

 そして走り。スッパスパに曲がるけど、そのぶんどこか繊細で、アウトとセーフのキワキワのところを探りながら曲がる、そのヒリヒリした感じが、回転でパワーを引っ張り上げる線の細いロータリーの加速感と巧く噛み合ってるんですよね。ともあれ代わりのない、唯一無二の快感を与えてくれるクルマです。

【画像ギャラリー】唯一無二の技術……マツダが生み出したロータリー搭載車をたっぷりチェック!!(40枚)画像ギャラリー

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