■JMSならではと感じた見どころは?
従来の東京モーターショーは、基本的に自動車メーカーがコンセプトカーを展示し、こんな技術やクルマ作りを目指している、という、まさに来場者に向けた「ショー」としての側面が大部分だった。
今回から内容を一新したジャパンモビリティショーは、海外のショーではよく見られる、ビジネスに直結した、商談に繋がるイベントも実施された。
そのひとつが西館1Fに展開された「スタートアップフューチャーファクトリー」。
スタートアップ企業が大手企業にプレゼンテーションをして、具体的なビジネスにつながる商談をする、というエリアだ。今回のショー会期中に430件、スタートアップと大手企業の間で次回打ち合わせに繋がったという。
またスタートアップ企業116社が参加した「Pich Contest&Award」では、11月4日に決勝審査が行われ、予選を勝ち上がった15社がプレゼン。タクシーのシェアサービスを展開する「MearMe」がグランプリを獲得。賞金1000万円を手にした。
こうしたスタートアップ企業のチャンスの場となるのも、ジャパンモビリティショーの特色で、新しい試みといえるだろう。
■JMSはイベントも盛りだくさんだった!!
トークショーや音楽イベントなども含め、さまざまなイベントが開催されたのもジャパンモビリティショーの楽しみのひとつとなった。
西館1Fには「東京フューチャーツアー」と名付けられたテーマパークのようなイベントが展開された。
ここでは自動車に限らず、キックボードや小型モビリティなどの次世代移動体などを実際に体感できるゾーンがあったり、空飛ぶ自動車ともいえる乗車型ドローンのコンセプトモデルが展示されるなど、新たなモビリティの可能性を体験できた。
未来のレスキューシーンを表現するエリアなどもあり、家族連れには小さなお子さんが楽しめる展示や体感イベントなどもたくさんあった。
前回、2019年の東京モーターショーでも好評だったキッザニアとのコラボイベントでは、小さなお子さんが自動車関連の仕事を体験できるコーナーが人気だった。
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