プリウス、ヴェゼルなど安いグレードで乗り心地が良い車 5選

安いグレードの方が乗り心地が良いSUVは?

■ホンダ ヴェゼル/16、17、18インチ

ヴェゼル X・ホンダセンシング/タイヤサイズ:215/60R16(216万5000円)※【参考】RSホンダセンシング/タイヤサイズ:225/50R18(247万5000円)

 まずは皆さんが好きなSUV。ホンダ ヴェゼルから話を進めよう。

 ヴェゼルはデビュー当初から締まった足。つまり乗り心地が悪かった。そこでマイナーチェンジ後はかなり乗り心地をソフトに。

 しかし、コーナリング重視の18インチモデルを最小限レベルでサスペンションを動かす方向になった。これが中途半端に動くので、確かに乗り心地は改善されているが上下動が増えてしまった。

 対して16インチモデルは、もともとエアボリュームが大きく、タイヤそのもののたわみがあり、それがこのソフト系に振ったサスペンションと相性が良い。

 乗り心地なら安い系の16インチなのです。しかも16インチの方が静粛性が高い。

■マツダ CX-5/17、19インチ

CX-5 XD/タイヤサイズ:225/65R17(288万3600円)※【参考】XDプロアクティブ/タイヤサイズ:225/55R19(311万5800円)

 次はもう1台のSUV。CX-5だ。こちらは19インチとかなり頑張る大径タイヤ。しかも扁平率高いからエアボリュームも少ない。

 CX-5はサスペンションも動かすのでそれほど乗り心地は悪くない。1点だけ上げるとすれば、初期の突き上げ感。いわゆる「ハーシュ」というやつだ。この点においては標準の17インチに軍配が上がる。

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■スバル レヴォーグ/17、18インチ

レヴォーグ 1.6GTアイサイト/タイヤサイズ:215/50R17(286万2000円)※【参考】GT-Sアイサイト/タイヤサイズ:225/45R18(307万8000円)

 同じようなことがスバル レヴォーグにもいえる。

 レヴォーグは、デビュー当初はとてもサスペンションが硬く乗り心地は褒められたものではなかったが、マイナーチェンジでかなり改良された。ちょっとヴェゼルのケースに似ているね。レヴォーグは筆者の中では標準の17インチだ。

■クラウン/16、17、18インチ

クラウン B/タイヤサイズ:215/60R16(460万6200円)※【参考】RS/タイヤサイズ:225/45R18(518万4000円)

 そして、クラウン。標準は16インチとけっこう控えめ。走り系の「RS」は18インチだ。で、クラウンは走りを主眼に現行モデルを開発しているので、当然RSはある程度乗り心地を犠牲にしている。

 だから、当然クラウンに乗り心地を求めるのであれば16インチということになる。

■プリウス/15、17インチ

プリウス A/タイヤサイズ:195/65R15(284万2560円)※【参考】Aツーリングセレクション/タイヤサイズ:215/45R17(300万6720円)

 最後はプリウス。プリウスにもツーリング系の17インチモデルに対して標準の15インチ。実は17インチの乗り心地は悪くない。15インチと比べてもその差は大きくない。

 これはタイヤがエコタイヤゆえにタイヤそのものの剛性が高く、転がり抵抗が少ないことにも起因する。エコタイヤの場合、エアボリュームの大小にあまり乗り心地は影響されないと考えても良いかもしれない。

 最後に、最近は大径の扁平タイヤをベースに乗り心地がセットアップされることが多いので、一概に小径タイヤを履く安いモデルの方が良いとはいえないということを付け加えておく。

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