■MX-30のR-EVとA250eじゃ志の高さが違う!!
ガイシャ勢は、ハイブリッドでは国産勢にかないっこないと諦めて、PHEVを異常なほど優遇した。ただしガイシャ勢のPHEVは、その多くがEV→ガソリンのバトンタッチ型だ。
メルセデスA250eに乗って呆れた。バッテリーがあるうちはマッドマックスばりのバカ加速を見せるが、使い果たすと平均燃費はリッター10km強に落ちた。これでエコなのか?
対する国産PHEV、たとえばマツダのMX-30ロータリーEVは、志の高さが違う! PHEVのために、わざわざロータリーエンジンを復活させたという事実だけで涙が出る。
ロータリーなので燃費はイマイチだけど、カネじゃない! そこにはロマンがある! 志の高さが違う!
■ディフェンダーのディーゼル間も無く消滅
ほんの数年前まで、ヨーロッパのCO2削減策の中心はディーゼルエンジンだった。フランスでは新車販売の8割がディーゼルという時期もあったほどで、各社開発に力を入れまくっていた。
2015年、VWのディーゼルゲート事件をきっかけに、一気にディーゼルに逆風が吹き始めたが、これまで培った技術的蓄積は膨大。現在でもガイシャのディーゼルは、多くの面で国産勢を凌いでいる。
たとえばランクル300のV6ディーゼルと、ディフェンダーの直6ディーゼルを比べると、パワーやトルクはだいたい互角だが、静粛性や滑らかな回転フィールはディフェンダーの圧勝で、回すと猛烈に気持ちイイ。さすが得意分野である。
マツダのSKYACTIV-DとVWのディーゼルを比べても、VWのほうがずっとフィーリングがいい。ディーゼルに関してはガイシャ勢のリードが続いているのだ。
しかしガイシャ勢は、ごく近い将来、ディーゼルから撤退してしまう。一方の国産勢は、当分撤退の予定はない。
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