【もう車齢13年…】登場年に買っても今年自動車税15%増しになるクルマたち

 新車登録から、ガソリン車で13年、ディーゼル車で11年を超えたクルマには、乗用車で15%増しの重課(増税)となることはご存じでしょうか。これらのクルマが生まれた13年前の2006年は、日本版レクサスが誕生し、日本カー・オブ・ザ・イヤーはそのレクサスLS460が受賞、RJCカー・オブ・ザ・イヤーは同年に登場した三菱の軽自動車「i(アイ)」が受賞するなど、平成時代の中でも特徴的な時期でした。

 そのいっぽうで、平成30年3月末の乗用車(軽自動車を除く)の平均使用年数は13.24年となり、前年に比べ0.33年長期化、3年連続の増加で過去最高となった。また、10年前の平成20年に比べて1.57年延びている。

 今もまだ乗り続けている方が多いであろう、「13年前にデビューしたクルマたち」を5台、ご紹介します。
文:吉川賢一


■レクサス「LS460」

レクサスLS460 2006年9月デビュー

 2005年に日本市場へ登場したGSとSCに次いで登場したのがTOPモデルとなる「LS」です。LS460に搭載された4.6L、V8エンジンは283kW(385ps)/500Nmというパワー&トルクを誇り、低く抑えられたNVH(騒音・振動・ハーシュネス=立て付けの悪さから来るガタピシ感)と、シフトショックがいっさいないスムーズな8ATも相まって、60~80km/h程度で走っているつもりでも、気がつけばとんでもないスピードが出てしまっている、というほどの「静寂の乗り味」を実現したクルマでした。

 ベース車の価格は770万円からなのですが、最上級グレードにプリクラッシュセーフティなどの安全装備をフル装備すると1,200万円にもなってしまいます、しかし、ベンツSクラスやBMW7シリーズのユーザーからも一目置かれる程、国際的な競争力を持つことができたクルマです。

■ミツビシ「i(アイ)」

ミツビシ「i」2006年1月デビュー

 今見ても新しさを感じるエクステリアデザインが「i」の魅力です。三菱として初のリアミッドシップレイアウト、ロングホイールベース、前後重量配分は45:55、タイヤを四隅ギリギリに配したワンモーションフォルムなど、ハンドリング好きにとっても、心くすぐられるような軽自動車でした。

 インテリアデザインもすっきりとしたプレミアム性を持たせたことで評価が高く、小さいけど頼りがいのあるクルマとして、当時の自動車ファン達を賑わせました。

 冒頭に紹介したRJCカー・オブ・ザ・イヤーだけでなく、2006年度グッドデザイン大賞、2006年日本軽自動車商品性評価調査で第1位獲得、2007 日本自動車殿堂カーデザインオブザイヤー等など、様々な面で受賞をした名車です(ガソリンエンジン仕様は2013年9月に販売終了、いっぽう2009年より法人を中心に販売された世界初の量産型EV、i-MiEVは2018年4月の一部改良でバンパーを拡大、全長が3480mmとなったことで軽自動車から登録車へ変更し、現在も販売中)。

■日産「スカイライン(V36型)」

日産スカイライン 2006年12月デビュー

 新開発エンジンの搭載や新型サスペンションなどプラットフォーム改修を行い、スポーティにも、ファミリーユースでも、気持ちの良い走りを実現した高性能セダンとして登場しました。

 V35型に対し、全高は20mm下げられ、全幅を20mm拡大、ロー&ワイドなプロポーションを実現。さらにはヒップポイントを27mm下げ、スポーティな乗車姿勢にしながらもボンネット高を下げたことで広い視界も確保しています。

 新開発のVQ35HR/VQ25HRエンジンはそれぞれ、315ps、225psを発生。7500回転まで気持ちよく回り、クリアで心地よいエンジンサウンドを聞かせてくれました。トランスミッションは当初5ATのみでしたが、2008年のマイナーチェンジにより3.7LのVQ37HR変更と合わせて7AT化しました。

 また、世界初となる4輪アクティブステア(4WAS)を設定し、低速での応答性と高速域でのスタビリティを高め、誰が乗っても運転がうまくなったように感じられるほど、異次元の操縦安定性を実現していました。

■ホンダ「CR-V(3代目)」

ホンダCR-V 2006年10月デビュー

 セダンの快適性、クロカンの機動性、そしてミニバンのユーティリティ性の両立というコンセプトをキープし、各所をリファインして登場したのがこの3代目CR-Vです。名称の由来は、Comfortable(快適な)、Runabout(自由に走り回る)、Vehicle(乗物)の頭文字であり、生活のあらゆるシーンを快適に軽快で自由に楽しめるクルマ、を目指しています。

 エンジンは2.4L直4のi-VTEC(170PS)、5段ATとの組み合わせで、燃費は11.6km/L。ボディサイズはグローバルで通用するよう、先代のサイズ(全長×全幅×全高=4,360×1,780×1,710mm)に対し、全高はキープしながら全長を+190mm、全幅を+40mmも拡大しました(全長×全幅×全高=4,520×1,820×1,690mm)。

 また、先代で「SUVにしては小さい」と言われたタイヤサイズも見直し、大径18タイヤ&アルミホイールを採用するなど、よりグローバル化に向かったクルマでした(その後、2011年に4代目へとフルモデルチェンジ)。

■マツダ「CX-7」

マツダCX-7 2006年12月デビュー

 ミニバンの「MPV」をベースに、スポーツカーとSUVをかけあわせた「クロスオーバー」として登場したのが「CX-7」です。全長×全幅×全高=4,680×1,870×1,645mm、ホイールベース2,750mmとボディサイズは大きめですが、当時のライバル「ニッサン ムラーノ」や「トヨタ ハリアー」に対し、CX-7はスポーティでスタイリッシュであり、デザインに憧れて購入した方が多かったようです。

 2.3L直噴ターボと6ATを搭載し、455Lのラゲッジスペースや便利な収納スペースなどを備え、デザイン、走行性能、使い勝手ともに優れた一台でした。月間目標380台に対し、日本発売後1ヶ月で約1800台、約5倍もの受注を集めたと話題になりました。新車価格は306万円から366万円、ライバル車に対してリーズナブルだった点も、販売を伸ばした要因だったと言われています(その後、2011年12月に日本向け販売終了)。

■まとめ

 13年前に登場した懐かしいクルマとはいえ、今でも街で見かけることもあります。ひるがえってみて、今年デビューしたクルマは、13年後にどのような評価を受けるのでしょうか。クルマは年々古くなっていきますが、記憶に残るような名車の登場を期待したいですね。

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