■ホンダ「CR-V(3代目)」
セダンの快適性、クロカンの機動性、そしてミニバンのユーティリティ性の両立というコンセプトをキープし、各所をリファインして登場したのがこの3代目CR-Vです。名称の由来は、Comfortable(快適な)、Runabout(自由に走り回る)、Vehicle(乗物)の頭文字であり、生活のあらゆるシーンを快適に軽快で自由に楽しめるクルマ、を目指しています。
エンジンは2.4L直4のi-VTEC(170PS)、5段ATとの組み合わせで、燃費は11.6km/L。ボディサイズはグローバルで通用するよう、先代のサイズ(全長×全幅×全高=4,360×1,780×1,710mm)に対し、全高はキープしながら全長を+190mm、全幅を+40mmも拡大しました(全長×全幅×全高=4,520×1,820×1,690mm)。
また、先代で「SUVにしては小さい」と言われたタイヤサイズも見直し、大径18タイヤ&アルミホイールを採用するなど、よりグローバル化に向かったクルマでした(その後、2011年に4代目へとフルモデルチェンジ)。
■マツダ「CX-7」
ミニバンの「MPV」をベースに、スポーツカーとSUVをかけあわせた「クロスオーバー」として登場したのが「CX-7」です。全長×全幅×全高=4,680×1,870×1,645mm、ホイールベース2,750mmとボディサイズは大きめですが、当時のライバル「ニッサン ムラーノ」や「トヨタ ハリアー」に対し、CX-7はスポーティでスタイリッシュであり、デザインに憧れて購入した方が多かったようです。
2.3L直噴ターボと6ATを搭載し、455Lのラゲッジスペースや便利な収納スペースなどを備え、デザイン、走行性能、使い勝手ともに優れた一台でした。月間目標380台に対し、日本発売後1ヶ月で約1800台、約5倍もの受注を集めたと話題になりました。新車価格は306万円から366万円、ライバル車に対してリーズナブルだった点も、販売を伸ばした要因だったと言われています(その後、2011年12月に日本向け販売終了)。
■まとめ
13年前に登場した懐かしいクルマとはいえ、今でも街で見かけることもあります。ひるがえってみて、今年デビューしたクルマは、13年後にどのような評価を受けるのでしょうか。クルマは年々古くなっていきますが、記憶に残るような名車の登場を期待したいですね。
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