クルマのデザインを評価するとき、皆さんはリアビューをどのくらい重視するだろう。企画担当、クルマの購入を考えるときにはデザインを非常に重要視するのだが、やっぱりリアデザインも相当大事。
フロントデザインはキリッとしてていい感じだったのに、リアを見ると「あれっ?」となんとも言えない違和感を感じて、そのモヤモヤがずっと残ることもしばしば(それで実際に買うのを思いとどまった車種もある)。
それはさておき、ここのところクルマでも流麗なリアビューにこだわったモデルが増えてきているような気がする(もちろんこれもあくまで担当の主観ではあるが)。
「バックシャン」とは、「後ろ姿が美しい女性」のこと。今回はクルマ界の“バックシャン”を探して、国産車・輸入車を隔てなく探し回ってみた。
※本稿は2019年5月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年6月10日号
■マツダ ロードスターRF
曲線美とアスリート的な力強さを持つリアフェンダー、クーペ的なエレガントさを際立たせるCピラーなどが多くの人を惹きつける。クローズド、オープンともに違ったカッコよさがあるのも魅力。
●グラマラス度:97点
■光岡 ロックスター
ベースがロードスターだとはとても思えないアメリカンな丸目4灯テールランプが個性的。
●グラマラス度:93点
■アルピーヌ A110
トランクリッドの楕円状の膨らみがかつてのA110を彷彿とさせる。またディフューザー状のリアバンパーなど、各部が機能性を兼ねたものである点もマニアックだ。
●グラマラス度:88点
■トヨタ クラウン
シックスライト化による開放感やグレードによっては4本出しとなるマフラーなどのスポーティさなどが新時代のクラウンという決意を際立てる。テールランプの光り方も個性的。
●グラマラス度:85点
■レクサス UX
今までになかったCピラー、リアフェンダー、テールランプの形状はデザイン性だけでなく、空力向上という機能も備える。
●シャープ度:93点
■日産 フェアレディZ
マッシブなリアフェンダー、Cピラーから続くアグレッシブな形状のテールランプなど、“フェアレディ(貴婦人)”の名にふさわしい気品にあふれる。
●セクシー度:92点
■スズキ アルトラパン
丸いテールランプはバックランプとバックドアの開口部が表情を作っており、可愛らしい。
●キュートなお尻度:92点
■三菱 RVR
ダイナミックシールドデザインのフロントに比べ、リアは控えめなデザインながら存在感あり。
●セクシー度:90点
■トヨタ カローラスポーツ
後述のオーリスの後継車らしく、ボリューム感あふれるリアセクションと個性的なテールランプは一度見たら忘れない。
●グラマラス度:92点
■ホンダ ジェイド
ルーフ後半の黒い部分などがクルマを引き締めており、ミニバンながらスポーツワゴンのように見えるのはお見事!
●グラマラス度:85点
■VW アルテオン
完全にノッチバックに見えるのに、実は5ドアセダンというスタイルは全体的に玄人好みなもの。
●セクシー度:90点
■レクサス LC
近年のレクサス車のなかでは珍しくデザイン性の主張で成功した1台。Cピラーモールの鋭いエッジのモチーフは日本刀だという造形が印象的だ。
●グラマラス度:93点
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