■国産乗用車8メーカーの2023年通信簿は!?
トヨタ:星5つ
プリウス、クラウンなど商品面では大きなイメチェンが奏功。全固体電池やギガキャストなど次世代技術の進捗もお披露目。大所帯だが小回りが利く印象。
日産:星4つ
事業再生計画を着実に遂行し、近未来のビジョンに向けた歩みを進めるも、より具体的な事業計画を打ち出すべき時期。中国事業の立て直しが当面の課題。
ホンダ:星3つ
2040年に向けた長期ビジョンに加え、最近やっと足元の戦略について言及するようになった。EV、燃料電池、ロボタクシーなど、GMとの連携が重要なカギ。
スバル:星3つ
8月発表「新体制における経営方針」の社内・社外へのインパクトが大きい。単独企業としてブランド維持の観点で生き残りをかけた「ラストチャンス」。
三菱自動車:星4つ
自社史上、事業のバランスが最もいい時代。ルノー・日産とのアライアンスのなか「リーダーとフォロワー」との関係性で、自社事業を見切り、機動性が高い。
マツダ:星4つ
ロータリーエンジン復活で唯一無二のブランド価値を再構築。EVシフトでは慎重姿勢示すも、広島地場メーカーとの連携強化で市場変動への柔軟性を高める。
スズキ:星4つ
インド市場における牛糞活用の再エネ思想が、対外的にわかりやすいSDGs経営に結びついている印象。ラストワンマイル市場でも特定原付で独自戦略を進める。
ダイハツ:星3つ
トヨタグループ内での体制強化と自社ブランド拡張のバランスに苦慮。商用事業でトラックメーカー含めたサービスプラットフォームの標準化で存在感示す。
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