「高い下取りが期待できるクルマ」といえば、トヨタ「ランドクルーザー」や、トヨタ「アルファード」などが知られていますが、実は高額査定が期待できるのは、これらばかりではありません。意外とリセールがよい国産車を6車種ご紹介します。
文:吉川賢一
写真:TOYOTA、LEXUS、HONDA
トヨタ4代目「プリウス」後期型
リセールがいいクルマとして、まずご紹介したいのは、先代4代目プリウスです。2015年に登場した4代目プリウスは、国内年間登録ランキングで2016年、2017年、2019年と1位を達成していますが、なかでも高査定が期待できるのは、2018年12月のマイチェンで登場した後期型。国内需要のみならず、海外でも右ハンドルの国からの需要が高く、安定して高い下取りが期待できる1台です。
トヨタ4代目「ランドクルーザープラド」(2019年式)
2023年8月に「ランドクルーザー250」が世界初公開となり、先代モデルとなった「ランドクルーザープラド(150系)」。国内需要に加え、中東やアフリカなどで大人気車種となっていることから、高い下取りが期待できるモデルとなっています。
なかでも人気が高いのは、2017年9月以降の後期型の2.7Lガソリン車(TRJ150W)です。プラドが主に輸出されていくパキスタンには、「製造年5年落ちまで」という輸入規制があるため、2024年でいえば、2019年式までがもっとも高価での下取りが期待できます。ただプラドは、その他の国から需要がありますので、2019年式以前のモデルであっても、下取り価格が下がりにくいです。燃費がよくないのが欠点ですが、下取り価格を求めるならば、ぜひお薦めしたいモデルです。
トヨタ初代「C-HR」ハイブリッド(2019年式)
意外なところでいうと、トヨタ「C-HR」のハイブリッドも高い下取りが期待できるモデルです。既に生産終了となっているモデルですが、国内外問わず、中古車市場で人気があります。主な輸出先はバングラデシュ。「製造年 5 年落ちまで」という輸入規制があるため、2024 年は 2019 年式が限界年式、つまり高い下取りが期待できます。
ちなみに、C-HR ハイブリッドはエアロパーツ装着車の人気が高く、下取りもプラスに働くことが多いようです。
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