インフィニティらしい、エレガントなクロスオーバーSUV
メルセデスベンツGLAクラスをベースとしているものの、内外装は全て変更されており、QX30にGLAらしき面影は一切残っていない。強いてあげれば、スマートキーがメルセデスベンツの形状にインフィニティバッヂを付けただけのものだったり、ドアに付いたシートアジャスターのスイッチがGLAクラスとまったく同じだった程度だが、知らなければ全くの別車だ。
インフィニティらしさを感じさせるフレームワークのフロントグリルやつり目のヘッドライト、滑らかな曲線のボンネットラインやボディサイドのキャラクターライン、テールランプなどは、他のインフィニティ車と同じく、エレガントな雰囲気のデザインにまとめられていた。GLAと同様にややリフトアップされた車高も、当時は新しさを感じられ、オシャレ度の高いクロスオーバーSUVという雰囲気だった。
エンジンはダイムラー製で、排気量2.0Lの直4ガソリンターボと、2.2Lの直4ディーゼルターボの2種類。これに7速DCTが組み合わせられていた。プラットフォームもダイムラー製だが、開発の最終段階では、走りの味付けを日産側が担当し、車両製造はイギリスにある日産のサンダーランド工場にて行われていた。
日本でも販売していたら、インフィニティのブランド力向上に繋がったかも
現行V37スカイラインの初期型モデルがインフィニティバッヂを付けて登場したことは、皆さんも記憶にあるだろう。当時日産は、インフィニティブランドをどうすれば有効活用できるか検討している最中だと説明していたが、もしもこのQX30を日本で(日産ブランドから)販売していたら、日産ブランドで売るインフィニティ車の礎として、役に立ったかもしれない。日本国内で乗ってみたかった一台だ。
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