外側はクラシカルだが、中身は最新鋭のコンパクトミニバン
Sonovaのベース車として日産NV200バネットを選んだのは、ハイエースがベースのCaricaよりも小さくて使いやすいミニバンだから、とのこと。ノア/ヴォクシーやセレナ、ステップワゴンといった人気車よりも手に入りやすく、また、カスタムしたときにサバーバンのようなアメリカンスタイルに仕立てやすいパネルラインだった、というのも理由のひとつだと考えられる。
デザインのコンセプトは西海岸のカリフォルニアスタイルだ。エクステリアは、Aピラーから前側がアルパインのオリジナルパーツに置き換えられており、角型縦4灯のヘッドライトや、鋭いスラントのメッキグリルが特徴的。全体的にワイド&ロースタイルとなっており、ボディカラーのバリエーションは全19パターン(モノトーンは3パターン、ツートーンは16パターン)、展示されていたホワイトルーフにエメラルドの2トーンカラーは、特によく似合っていた。
クラシカルな外側とはうって変わって、内装のカーエレクトロニクスは先進的だ。アルパイン製の最新鋭大画面ナビ(もしくはディスプレイオーディオ)を採用し、後席用のリアビジョンや前後ドライブレコーダー機能付きのデジタルインナーミラー、オーディオシステムやカーエンターテイメントまでもがオプションで選択可能。シートカバーやフロアマットも複数のカラーが設定されており、好みに合わせてアレンジできる。
NV200からプラス200万円かかるが、納得の内容
Sonovaのラインアップは、2列5人乗りのバンと、2列5人乗りもしくは3列7人乗りのワゴンだ。荷室を自由に使いたい人はバンを、ファミリーにはワゴンがおススメだ。価格は、2列5人乗りのワゴンが428万円~、3列7人乗りワゴンが443万円~、バン(4WD)が453万円~となる。ベースのNV200に対して190~200万円ほど値段は上がるが、カスタムの内容を考えれば納得だ。納期については、新車が到着してから架装に2ヵ月ほど要するそうだ。
カリフォルニアスタイルのカスタムカーといえば、ミツオカ自動車のバディが浮かぶが、アルパインのカスタムカーも一切負けていない。今後は小型車をベースにしたラインアップへと広げる予定だという。Sonovaと同時に発表となった、ジムニー/ジムニーシエラがベースの「Beas(ベアス)/Beas+(ベアスプラス)」も完成度が高い。さらなる驚きを与えてくれそうなアルパイン、今後も注目だ。
【画像ギャラリー】ベースは日産NV200バネット!! 西海岸スタイルカスタムのアルパインSonova(12枚)画像ギャラリー
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