最新の自動運転システムのほか、顔認証システムも!??
SU7のトピックのひとつが、最新の自動運転システム「Xiaomiパイロット」の設定だ。1台のLiDARセンサー、3台のミリ波レーダー、11台のHDカメラ、12台の超音波レーダーを入力センサーとし、高速道路での自動運転、オートパーキング、また車両の呼び出し機能などを搭載する。近々、都市を限定して、市街地自動運転機能も搭載されるという。
車両のBピラーにはカメラが設置されているようなので、スマホやタブレットではおなじみの顔認証システムも搭載されるだろう。車内のガジェットとスマホとの連携はお得意の分野だろうから、このあたりの装備の充実感は全く不満のないレベルに仕上げてくるはずだ。
気になるパフォーマンスだが、標準モデルとSU7 Maxという高性能版が用意され、標準モデルは、シャオミーが自社開発した最高出力220kW、最大トルク400Nmのモーターが搭載された後輪駆動で、0-100km/h加速は5.28秒、後続可能距離は668kmとのこと。一方のMaxは、最高出力495kW、最大トルク838Nmとなるデュアルモーターを搭載し、AWDモデルとなる。こちらの0-100km/h加速は2.78秒、最高速は265km/h、航続可能距離は800kmとのことだ。この加速タイムを信じれば、ポルシェタイカン(グレード最速のターボSは2.8秒)も真っ青の、とんでもなく速いスポーツセダンに仕上がっていることになる。
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シャオミーは、人とクルマと家をつなぐスマートエコシステムの構築を販売戦略の要と捉えているようだ。シャオミーの開発したOSによって、人とハードウェア間のシームレスな接続を可能とし、生活を取り巻くあらゆる環境を包括的にサポートしていく、とのこと。
この手のハイパーマシンを手に入れたいという顧客がどれほどいるのかはわからないが、シャオミーが社運をかけて発表した背景には、利益が出せる見込みは高いということなのだろう。クルマの可能性が大きな変化を遂げようとしているこの時代、新たな自動車メーカーシャオミーのBEVがどれだけ存在感を示していけるのか、当編集部の予想価格は約600万円。さてどうなるか。
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