■早すぎた名作SUV。2020年代の発売だったら大ヒットしたはず? ホンダ エレメント(2003-2011年)
●当時の日本人は「SUV」をよくわかっていなかった
ホンダ エレメントは、海岸にある「ライフガードステーション(監視台)」をデザインモチーフにアメリカで開発・生産され、その後日本でも2年ちょっとの間だけ逆輸入車として販売された、「両側観音開き」のドアを備えたクロスオーバーモデルです。
両側観音開きのサイドドアは、一見するとダイハツ タントのようなBピラーレスですが、実際はリアドアの前部にインナーピラーが内蔵されているという、「ビルトインBピラー」とでも呼ぶべき構造になっています。
このクルマの地元であるアメリカでは人気を博し、2011年モデルまで製造が続けられました。
しかし日本ではどうにも売れ行きが今ひとつで、輸入開始からわずか2年3カ月後の2005年7月には輸入終了となってしまいました。
日本人がSUVというモノの価値と魅力を今イチわかっていなかった2000年代半ばではなく、SUV全盛の2020年代にデビューしていたならば、けっこうなヒット作になっていた可能性は大でしょう。
・発売年月:2003年4月
・エンジン種類:直4 DOHC
・総排気量:2354cc
・最高出力/最大トルク:160ps/22.2kgm
・全長×全幅×全高:4300×1815×1790mm
・車両重量:1560kg
・諸元記載グレード:2003年式
●ざんねん度:★★☆☆☆
■……ちょい早すぎた? 今なら売れそうな小型3列シートSUV ホンダ クロスロード(2007-2010年)
●「いざとなれば7人乗れる」というSUVだが……
初代ホンダ クロスロードの販売終了から10年の時をおいて2007年2月、「車名は同じだけどまったく別のクルマ」として登場したのが2代目クロスロードです。
2代目の車台は、人気の低床ミニバンだった2代目ストリームから流用したもの。そこに、これまたストリームと同系統の1.8Lおよび2Lユニットにi-VTECを付けたエンジンを搭載しています。
そういった車台に、いかにもクロスオーバーSUVっぽいデザインのボディと乗車定員7名の3列シートを組み合わせたのが2代目ホンダ クロスロードです。
まあまあ売れると思われたクロスロードでしたが、実際は、月販目標である「3000台」は発売後わずか3カ月ですでにクリアできないという体たらく。以降は「月販せいぜい数百台レベル」という存在になってしまいました。
「他モデルの車台を流用してクロスオーバーSUVを作る」という手法がまだ一般的ではなかった時代に、ホンダは先を行きすぎてしまったのかもしれません。
・発売年月:2007年2月
・エンジン種類:直4 DOHC
・総排気量:1997cc
・最高出力/最大トルク:150ps/19.4kgm
・全長×全幅×全高:4285×1755×1670mm
・車両重量:1460kg
・諸元記載グレード:2007年式 20Xi
●ざんねん度:★★☆☆☆
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コメント
コメントの使い方S2000ユーザーでした。AP1(タイプV)、AP2(タイプS)と乗りましたが、とにかく楽しい。1日中運転していても飽きない。車との一体感が得られる希少な車でした。よい思い出です。