まさかの復活を遂げたランクル70。その純正オプションに懐かしすぎるサイドデカールの姿が!! 思い返せば、往年のクロカンって謎模様のステッカーを張っていた人が相当数存在。でも、なんで車名とかではなく、不思議模様なのか!? 密かにブーム再燃の予感も!!!!
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
■モ、モダンか……!? 注目度バツグンのアラブデカール
待望の復活を遂げたランドクルーザー70や、現行のジムニー/ジムニーシエラなどには現在も用意されているサイドデカール。
そこはかとなく懐かしさを感じさせるデザインとなっているのだが、そのルーツはどこにあるのだろうか?
復活したランドクルーザー70には「ストライプテープ」と名付けられたサイドデカールがラインアップ。
カタログの説明には、モダン&剛性感のあるデザインのストライプテープ。
“70”のイメージに合わせた力強い配色にすることで、サイドビューの存在感をよりアグレッシブに際立たせます”と記載されている。
このようなデカールはアラブ諸国の砂漠を爆走しているランクルなどにも貼られていることが多く、一部では「アラブデカール」とも呼ばれている。
■ジムニーは謎模様!! ウッドパネルの影響がデカかった!?!?
またランクルと同じく本格的なオフローダーであるジムニー/ジムニーシエラにも複数のサイドデカールが用意されており、中にはJA11時代のものをモチーフにした懐かしいものも存在している。
ここからも分かるように、SUVのサイドデカールは1980~90年代に最盛期を迎え、現在はそのデザインが一周回って斬新に感じる若いユーザーも少なくないようだ。
■人気再燃の可能性大ってマジか!! カッコいいかもアラブデカール
このサイドデカールの由来は諸説あるが、1940年代ごろのアメ車ステーションワゴンのボディサイドにウッドパネルを装着したモデルが存在していたことが影響しているという声もある。
もともと馬車から進化した自動車だけに、そのモチーフを持ち込んだと言われている。
時代が進むにつれてリアルウッドからデカールへと変貌し、日本でもシビックカントリーやサニーカリフォルニア、セドリック/グロリアワゴンなど、純正(もしくは純正オプション)でウッド調のデカールを装着したモデルも存在していた。
この流れで、ステーションワゴンのようなレジャーに供するクルマにサイドデカールを設定することが多くなったのだ。
RV車(現在のSUV車)にも同じ流れでサイドデカールが多く設定されるようになったと考えられる。
つまり、楽しいレジャーのお供となるクルマには楽しげなサイドデカールがピッタリと考える時代があったというワケなのだ。
まだ今は一部のユーザーのみが懐かしく新しいサイドデカールに注目し始めている状況ではあるが、今後再びブームが再燃する可能性も大いになるので、気になる人は汎用デカールも含めチェックしてみても面白いかもしれない。
【画像ギャラリー】見慣れてくるとカッコいいかも……ランクル70の純正オプション「アラブデカール」がコレだ(2枚)画像ギャラリー
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