■若い人でも費用負担少なくクルマに乗りだせる!
クルマのサブスクサービスを行なっている会社は15社以上に増えた。トヨタは2019年から「KINTO」を開設したし、日産は「クイックモビ」、ホンダは「楽まる」というサービスを行なっている。
また、コスモやENEOSなどの石油メーカーや信販系グループのオリックスなど、幅広い業種からの参入があり、実に華やかだ。
クルマのサブスクは、サブスク会社が利用者に代わって新車を購入し、月々定額の利用料で貸し出すサービスである。税金やメンテナンス、車検代など、すべてをコミコミで、毎月、定額の利用料として支払うのだ。
「KINTO」は車両保険を含めた任意保険まで、定額で支払いに含んでいる。月々の支払い額を抑えながら、カーライフを満喫できるし、少し背伸びして高いクルマを手軽に乗り回すことも可能になるのだ。
だが、一定の期間だけクルマを借りるシステムなので、返却する時にクルマの状態を担保するために、利用に制限を設けていることが多い。走行距離に制限が設けられていたり、原則としてカスタマイズは禁止となっている。
サブスクによっては定期的なメンテナンスも必須となるなど、制約の内容はさまざまだ。もちろん、走行距離やカスタマイズの制限がなく、残価精算のない契約方式のサブスクなら契約の終了後にクルマを払い下げできるプランもある。
サブスクは初期費用を抑えられるし、維持費も定額にできる。残価設定があるため、車両本体にかかる価格も抑えやすいのだ。ライフスタイルに合わせて契約期間を設定できるのもサブスクのいいところである。また、同じクルマに乗っても、月々の負担をグッと抑えることが可能だ。
■月にたくさん走るような人はサブスクに向かないかも?
ただし、契約方式に気を付けて選ぶ必要がある。取扱車種は国産車がほとんどで、スポーツモデルなど、趣味性の強いクルマは探しにくい。愛車の所有に強いこだわりを持つマニアやとにかく走行距離がかさむ人には向かないだろう。
だが、面倒なことをすべてコミコミでやってくれ、即納車なのをありがたいと感じる人にはいい選択になる。
もし「クルマ乗りたいけどそれにかかる手間や出費を抑えたい……」そんな人こそサブスクは有用だろう。ぜひ覚えていて欲しい。
●「クルマのサブスク」つまりこういう人向け!
○とにかくクルマが必要だけど極力出費を抑えたい人
○クルマに関する手間をかけたくない人
×走行距離がかさむ人は厳しいかも?
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