相変わらず人気の高いSUVだが、総額200万円台の現実的な予算で新車のSUVを探すと、どうしてもコンパクトクラスになってしまう。しかし中古車なら、ミドルクラスもターゲットにできるはず。現行型ミドルクラスSUVの中古車価格を見てみよう!!
※本稿は2024年2月のものです
文/伊達軍曹、写真/ベストカー編集部ほか
初出:『ベストカー』2024年3月10日号
■ハイブリッドも200万円台で狙える!/トヨタ RAV4(5代目)
2019年に登場した5代目のRAV4。新世代プラットフォームにワイルド系な外観を組み合わせ、一部の4WD車には世界初となる新4WDシステムも採用。パワーユニットは2L直4とハイブリッドのほか、プラグインハイブリッドも。
●中古車購入ポイントは?
全体の相場は総額210万~600万円だが、総額200万円台でも約700台が流通中。そのうち8割以上が2L直4で、プラグインハイブリッドは0台。しかし2.5Lエンジンをベースとするハイブリッド車は、総額200万円台でも90台ほどが流通中だ。
流通量の多い2L車で行くなら、総額260万円前後で状態のいいG以上のグレードが検討可能。ハイブリッドを探したいなら、総額270万円前後のXが落とし所となるだろう。
●トヨタ RAV4(5代目)
・中古車相場:約210万〜600万円
・新車価格:293.8万~563.3万円
・年式:2019年〜
・入手しやすさ:★★★★★
・中古車オススメ度:★★★★☆
■2Lガソリンのベーシック車がターゲット/トヨタ ハリアー(4代目)
2020年に登場した4代目の大人気都市型SUV。プラットフォームはRAV4と同じ新世代のGA-Kで、パワーユニットは当初2Lガソリンと2.5Lハイブリッドだったが、2022年10月にプラグインハイブリッドを追加している。
●中古車購入ポイントは?
相場は総額240万~700万円で、総額200万円台で狙える物件の数は約100台。さらにそのうちハイブリッド車は約20台のみで、全体のおよそ半数は2Lガソリン車のベーシックグレードであるSの2WDとなっている。
FFのSでもOKなら良質車を総額260万円前後で検討可能。Gだと総額280万円前後まで上がり、Zは総額300万円近くになる。
●トヨタ ハリアー(4代目)
・中古車相場:約240万〜700万円
・新車価格:312.8万~620.0万円
・年式:2020年~
・入手しやすさ:★★★☆☆
・中古車オススメ度:★★★★☆
■現行型はまだあまり値下がりしていない/日産 エクストレイル(4代目)
2022年7月に発売された4代目のエクストレイル。車台は日産・ルノー・三菱のアライアンスで開発したCMF-CDで、パワーユニットは日産得意のe-POWER。4WD車には電動4輪制御技術「e-4ORCE」が採用されている。
●中古車購入ポイントは?
総額200万円台でイケるに越したことはないのだが、2024年1月下旬時点ではまだちょっと難しく、最安値の中古車でも総額325万円。値落ちを待つという手もあるが、旬のうちに即納物件を、総額350万円前後の予算感で買ってしまうほうが、QOL(人生の質)は上がりそうだ。
●日産 エクストレイル(4代目)
・中古車相場:約325万〜550万円
・新車価格:351.01万~532.95万円
・年式:2022年~
・入手しやすさ:★☆☆☆☆
・中古車オススメ度:★★★☆☆
コメント
コメントの使い方