■2021年に7人乗りミニバンとして復活!
こうして一度は役割を終えたルミオンだったが、2021年に思わぬ形で復活を遂げることになった。舞台はインドだ。
実は2016年、トヨタはインドでの事業についてスズキと提携し、自動車の開発・生産に関して協業することになった。その中で、スズキの新興国向け小型ミニバン「エルティガ」をトヨタも販売することになったのだが、その兄弟車に付けられた名前こそが「ルミオン」なのだ。
ルミオンは2021年、南アフリカでの発売を皮切りに、今では生産国であるインドでも人気を博す7人乗りミニバンとなった。さすがにカローラというネーミングははずれたが、初代ルミオンの持つルーミーな感覚は、この2代目にも受け継がれたといえよう。
カローラの若返り策として誕生したルミオンだったが、いまや新興国の人々の暮らしを支える人気車として活躍している。クルマの運命はつくづく面白いものだ。
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