半目がセクシー!? ニッポンは個性派「セミリトラクタブルヘッドライト」大国だった!?

■リトラクタブルヘッドライトのリバイバルはあるのか

 筆者はかつて「ユーノスロードスター」を所有していたことがあるが、当時のリトラクタブルヘッドライト搭載車はアフターパーツやカスタムでヘッドライトを“半目”状態にするのが人気だった。

 その後、リトラクタブルヘッドライトは事故時の安全性の問題といった法規制、装備することによる車体前方部分の重量増や整備性、コストの問題などにより絶滅。今となっては、ヤングタイマーなスポーツカーを象徴する意匠となり、その進化の過程で生れたバリエーションや文化までもが失われていくのが残念でならない。

 個人的にリトラクタブルヘッドライトの真髄はドライブ中、運転席からの視界からクルマの形状が変わる“変形ロボット”的なものなのではないかと思う。

 セミリトラクタブルヘッドライトの小ぶりな瞼のような機構は、現代のクルマのヘッドライトに求められる課題に対し、充分対応できるのではと感じるのは筆者だけではないはずだ。

 SUVが趣味のツールとしての意味合いを強めているのと同様、スポーティなクルマの味付けとしてのリトラクタブルヘッドライトの復活があってもよいのではないだろうか。

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