本誌『ベストカー』にて好評連載中の「有名人が語る 私とクルマの関係」。今回はプロゴルファー、青山加織(あおやま・かおり)選手が登場だ!
両親の勧めで4歳からゴルフを始め、小学6年生でプロトーナメントの「再春館レディース」に当時史上最年少で出場、“スーパー小学生”として脚光を浴び、現在まで活躍を重ねる青山プロ。
ゴルファーにクルマは必須。マークII ブリッド、ウィッシュ、レクサスRXを経て、現在はランドクルーザー・プラドに乗るという青山プロに話を聞いた。
撮影:山上徳幸、TEXT:小川淳子、構成:伊藤明弘
■父はセルシオ、母はマークII。クルマ好きの両親に影響され、自身も大好きに
ブラックのランドクルーザー・プラド。その大きなボディから降りてきたのは青山加織さん。
身長154cmとプロゴルファーとしては小柄な青山さんだが、ドライビングシートから滑るように姿を見せるとほほ笑んだ。
「父がクルマ好きでセルシオとかに乗っていてクルマの話をいっぱいしてました。母もマークIIに乗り、2人ともカッコいい印象だったんです。私もそうなりたい、と子どもの頃から思っていました」と、熊本での幼少期を振り返る。
18歳で運転免許を取って、最初に乗ったのはマークIIブリッド。
父に買ってもらった黒の愛車は「ずいぶん乗りました」と、練習に試合にとクルマ必須のプロゴルファーを目指した生活に寄り添ってくれた。
2006年9月にプロ転向宣言をした時には、九州東海大学在学中。当時はまだ珍しい大学生プロゴルファーだった。
「クルマは本当に大好きなんです。でもセダンはあんまり好きじゃくて」という言葉が伝わってくる愛車歴だ。
小学校4年生で本格的にゴルフを始めた青山さんは、6年生でツアー競技の再春館レディースに出場。小学生のプロツアー出場は史上初めてのことで、もちろん最年少(当時)。大きな話題になった。
その後もゴルフの腕を磨いてプロになり、ステップアップツアーで2勝するなど、選手としてもプレーしている。
2019年からは、アマチュアゴルファーへのレッスンも本格的に開始。
2023年のQT(ツアー出場順位を争うクオリファイング・トーナメント)には故障で出場しなかったが、ツアーでのプレーとレッスン、SNS、動画配信、イベントなどでゴルフの普及に努めている。
■「ゆったりとした気持ち」で乗るようになった。40歳でGクラスに乗るのが目標!!
運転する時は、どんなドライバーなのか?
「前はスピード感が好きでしたけど、大きいクルマに乗り出してからは、ゆったりとした気持ちで乗るようになりました」と、運転を楽しんでいる。
長野県から石川県へ、飛騨高山を経由して時には一般道を使って6時間、景色を楽しみながらドライブした夏の日のことを、目をキラキラさせながら話してくれた。
翌日、千葉で仕事があることを後で思い出し、「帰り道は急いでいたから、高速ばかりであまり面白くなかったですけど」と笑うが、運転を心から楽しんでいることがよくわかるエピソードだ。
クルマについて話す時は目がキラキラと輝く。
「『40歳でゲレンデ(メルセデスベンツ Gクラス)に乗りたい』っていうのを稼ぐ目標にしています」と言う青山さんは現在38歳。
レッスンでアマチュアゴルファーをハッピーにしながら、ツアーに復帰して活躍する日に向けて、今日も愛車に乗って出かけている。
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