いいクルマだったのに…マークXが消えた理由は「名車だからこそお荷物になるわけにはいかなかった」??

中古車価格が高騰中

 そんなマークXだが、スポーツ最上級モデルのGRMNの中古車は、中古車業者向けオークションで、R1年式(2000km走行車)が約600万円で落札されるなど、いま中古車価格が高騰している。いまほどトヨタがスポーツカーに力を入れる前の過渡期に投入されたこれらのスポーツモデルは超希少。日本市場の自動車ユーザーの関心が、すっかりセダンから離れていた2010年代に、ここまでスポーティセダンにこだわっていたのは、トヨタのマークXくらいだろう。走りを楽しめる「いいクルマ」が少なくなるのは、クルマ好きとしては寂しいかぎりではあるが、「安くて速くてカッコ良いクルマ」として、日本のクルマ好きにこれからも末永く語りつがれることだろう。

2019年に設定されたGRMNの第二弾バージョン
2019年に設定されたGRMNの第二弾バージョン
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