自民党参院議員の三原じゅん子氏の愛車ランクル200が盗難被害に遭ったのだが、ランクル200はやはり自動車窃盗グループから狙いをつけられやすい車種だったのか? 先代モデルとなるランクル200についてクローズアップしてみた。
文、写真/ベストカーWeb編集部
■三原参院議員の愛車のランクル200は2019年に購入していたが……
三原参院議員は2010年に自民党比例区で神奈川県から出馬し、初当選。現在は3期目となり、厚生労働副大臣と内閣府大臣補佐官などを歴任。芸能界から政界へとその活動の場を移していたのだが、芸能活動中に国際B級ライセンスを取得し、レース活動を行っていたことでも有名。
1987~1999年には当時の全日本ツーリングカー選手権やマーチ・リトルダイナマイトカップ、全日本ツーリングカー選手権、全日本GT選手権(現在のスーパーGT)、スーパー耐久などの各種レースに参戦。
MR2やプレリュード、カローラレビンにインテグラなどのスポーツモデルを駆ってレースに出場し、2003~2004年に全日本GT選手権で「TEAM MACH」の監督を務めていてクルマ好き、バイク好きであることはつとに知られている。
現在は自民党モータースポーツ振興議員連盟(古屋圭司会長)の幹事長を務めている三原参院議員。2024年3月26日には同連盟総会が自民党本部で開催されたばかり。その直後に愛車を盗まれてしまったその心中たるや察するに余りある。
■三原参院議員のランクル200はもちろんトップグレード!
クルマ好きらしく、三原参院議員の車歴はセリカXX、パルサーコンバーチブル、セルシオ、メルセデスベンツVクラスなど多彩なものだったが、現在の愛車は2019年に購入したというV8、4.6LDOHCを積んだランクル200ZXだった。
ランクル200は2007年9月に登場し、2021年8月まで販売されていた現行ランクル300の先代モデル。初期型は288ps/45.7kgmの4.6LV8DOHC(2UZ-FE)を搭載していたが、2009年4月以降は318ps/46.9kgmの4.6LV8DOHC(1UR-FE)に換装。トランスミッションも前期型の5ATから2009年4月以降は6ATに進化していた。
2015年8月に実施されたビッグマイチェンでは、フロントとリアのデザインを大幅に刷新。フロントヘッドライトをLED化するとともに一気に全体の印象をモダンな雰囲気にチェンジした。
ちなみに三原参院議員が2019年に購入したランクル200はトップグレードの「4.6ZX」で当時の新車価格は697万4000円だった。ランクル最後のV8搭載モデルとして中古市場でも引く手あまたのモデルだ。
現行型のランクル300は現在、受注を停止中だが、その新車価格はガソリン車が510万~770万円、ディーゼル車が760万~800万円と高額化。さらにその中古車が中古市場でプレミアがついたりしているタマも出回っているだけにランクル200の中古車も依然として人気は高い。
ランクル200の中古車は平均中古価格が約465万円で、程度のいいZXだと900万円を超える値付けがされているタマも出回っている。すべてがランクル200ではないだろうが、日本損害保険協会が発表した2023年の車両盗難数は全体ワースト1位となる383件が「ランドクルーザー」だったのは事実。
愛犬を4匹飼っているという三原参院議員は、この愛犬たちのためにランクル200を購入したのだとか。しかも犯行時間帯は三原参院議員本人も起きていたのにも関わらず、窃盗犯に持って行かれたことにまったく気づかなかったという。
本人にとっては悔しく悲しい話だが、新車のランクル300が受注停止中の今、窃盗犯の目がランクル200に注がれているのかも知れない。オーナーの皆さん、くれぐれもご注意を!
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