■バッテリー寿命を延ばすテクニックとは?
交換が可能とはいえ、HVのメインバッテリーはなるべく長持ちさせたい。そこで最後はバッテリー寿命を延ばすテクニックを紹介する。
■低残量で保管しない
HVのメインバッテリーにはニッケル水素、あるいはリチウムイオンバッテリーが使用されているが、これらのバッテリーは過放電に弱いという特性がある。
特にエネルギー残量が少ない状態で保管すると、温度変化などによって自己放電が進み、結果的に過放電になって劣化する可能性がある。
これを防ぐため、バッテリー残量ゲージに注意を配り、しばらくそのクルマに乗らない予定であれば、多少でも走行(充電)して、バッテリー残量に余裕がある状態で保管する。
■満充電にも注意!
充電式バッテリーには過放電で劣化する特性があるが、反対に満充電状態で保管してもバッテリーにダメージを与える可能性がある。
特に高温になるガレージでクルマを保管する場合、満充電のバッテリーが温度上昇によって活性化し、過度の発熱で劣化してしまうこともある。
「カラカラはダメだが満タンでもダメ」。これがHVの保管で気をつけておきたいことだ。
■バッテリーの酷使を避ける
ガソリンの消費量を減らそうとして、必要以上に電動モーターのみでの走行(エンジンを回さない低速走行)を続けたり、充放電を頻繁に繰り返したりするとやはりバッテリーは劣化する。
最近のHVでは内燃エンジンと電動モーターの使い分けやその配分が自動的に最適化されるものも多いが、アクセルの踏み方など、ドライバーの操作でもバッテリーの負担は減らせる。
今後はさらにHVの台数が増えてくると予想される。そうしたHV全盛時代にこそ、バッテリーを含めたクルマ全体に優しい運転が求められるはずだ。
【画像ギャラリー】ハイブリッド車のバッテリーを長持ちさせるには?(13枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方EV比では圧倒的に少ない劣化ですが、それでも純内燃機関みたいに50年でも乗れるものとは違います
それでもバッテリー無交換で100万km達成してる個体や、40や50万km平気で乗ってるタクシーなどでトヨタHVが他より規格外に長持ちするのは証明済
しかも更に性能維持を大きく改善したバイポーラ型まであって盤石
危惧は今後、世界中が真似してHV作ったけど、経年劣化激しいものになって全回収もされない事態の方