バブル経済が弾ける直前の1990年代初頭、日本車の「顔」に異変が沸き起こった。それは突然変異と言ってもいいほどの変革ぶりだった。その端緒となったのが1991年5月に登場した3代目ソアラだった。ヌメっとした曲面を活かしたグリルレスのフロントマスクに異形ヘッドライト。内側に丸目の独立したハイブームを装着するフロントマスクは独特なもので異彩を放った。そして10ケ月後の1992年3月に登場したCR-Xデルソルのフロントマスクを見てビックリ仰天!! ソアラにも似たグリスレス&丸目ライトのフロントマスクだったのだ。え? なんで!? さらに驚きは2カ月後の登場したオートザム・クレフだった。なぜこの時期、グリスレス&丸目ランプが相次いで登場したのだろうか?
文:梅木智晴(ベストカー編集委員) /写真:ベストカー編集部
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