■まとめ
いかがだっただろうか。なんだか一部のメーカーに辛いようなランキングになった感触もあるが、そんなことはない。それだけジャンルを絞り、効率よく新車を送り出していることが見て取れるはずだ。
担当的には、逆に先述の通り「軽自動車メーカー」のイメージが強いスズキが多くのジャンルで車種を展開しているのがこれまた意外な印象だった。
クルマファンにとって、魅力的なクルマがどんどん出てくるのは興味深いし、何より楽しい。
しかし、これは自動車メーカーにとってみれば、かなりしんどい作業だ。開発にはお金もかかるし、労力も必要とされる。コンパクトクラスのクルマ1台を世に送り出すには300億~400億円もかかるといわれている。
しかも近年は環境に配慮しろ、安全性を高めろ、自動運転だといろいろやらなくちゃいけないことがたくさんある。なので、開発費がさらに上乗せになる。
だから近年は1社のコストを抑えるために、他メーカーと協業して開発の分担をしたり、部品の共用化などを拡大している。よくニュースで自動車メーカーの○○社と○○社が提携した、なんていう話は、実はコスト削減が狙いなのだ。
果たして今後の10年間で、メーカーは同じような数の新型車を出せるのか? エネルギー問題などいろいろあるのでちょっと心配だが、心躍るようなクルマの出現を心待ちにしたいものだ。
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【番外コラム】現行のご長寿モデルたち
上では2009年から2018年までの登場したクルマを紹介しているが、現行車のなかにはそれ以前に発表されたクルマも存在する。
ハイエース、エスティマ、パジェロ、プレミオ、アリオン、デリカD:5、ランクル200、GT-R、キューブ、フェアレディZの10台だ。
GT-Rは年次モデルのようなものだけど、エスティマ、キューブ、フェアレディZの次期モデルの登場に期待。
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