【10年で146車種誕生!! 意外な数字続々!!】 新型投入 頑張った&サボったメーカー

■ジャンル別 新車攻勢を頑張るメーカーサボるメーカー

 カテゴリー別に分けて各社の新車投入の状況を見てみよう。カテゴリー分けはセダン、コンパクト、SUVなど7つ。ここのページを見れば、どのメーカーがどの分野で頑張っているかがわかるはず。

 もちろんダイハツやスズキなどは軽自動車メーカーであるわけでいわずもがなながら、人気のSUVはどのメーカーが頑張っているか、今はちょっと地味な存在のセダンだが、地味ながらどこが力を入れているか、などなど一目瞭然だ。

●セダン

 今回調査したなかで最も数が多かったのがセダンカテゴリー。現在のセダンの趨勢を考えると意外な印象が残るが、全33車がノミネートされた。

 そのなかで最も新車を投入していたのは1位トヨタ。レクサスを合わせると13車種も新型を投入している。なので「たいへんよくできました」賞はトヨタに決定。2位はホンダの7車種。逆に一番投入数が少なかったのはマツダとスバル。こちらは4車種のみ。う~ん、残念でした。

セダン 10年間の新車投入台数ランキング
1位……トヨタ(13車種)
2位……ホンダ(7車種)
3位……日産(5車種)
4位……マツダ、スバル(4車種)

●SUV

 グローバルで人気のSUVカテゴリー。全30車種の結果は、1位はトヨタで、プラド、ハリアーなど10車種を市場投入、2位は三菱、マツダ、スバルが同着となり4車種投入。5位はスズキとホンダでそれぞれ3車種投入。6位は日産という結果になった。

 トヨタはレクサスを含めてだから数的には圧倒しているけど、1970年代から4WDを得意としてきた三菱が上位に食い込んだのは、意地を見せた感じだ。

 さすが三菱、パチパチ! 頑張ってほしい。

SUV 10年間の新車投入台数ランキング
1位……トヨタ(10車種)
2位……三菱、マツダ、スバル(4車種)
5位……スズキ、ホンダ(3車種)
7位……日産(2車種)

●ミニバン

 全17車種がエントリー。車種数でみると3社が1位で同着。トヨタ、ホンダ、日産ともに5車種投入した。

 4位は三菱の2車種という結果になった。そのうちトヨタはアルヴェル兄弟とノアボク兄弟の4車種を含むのでこの判定は微妙なところだが、販売力が他社を上回るところから「たいへんよくできました」賞はやはりトヨタか。

 三菱は次回の調査に向け「もっとがんばりましょう」賞であります。

ミニバン 10年間の新車投入台数ランキング
1位……トヨタ、ホンダ、日産(5車種)
4位……三菱(2車種)

●コンパクト

 コンパクトカークラスは、量販車としてメーカーが最も力を入れる分野。26車種がノミネートだ。

 ここでもやはりトヨタが強く、9車種を投入して1位。トヨタに次いで貢献していたのが2位スズキ。スイフト、ソリオ、イグニス、クロスビーと6車種を投入している。

 3位はマーチ、リーフ、ノート、4車種投入した日産だ。マツダ、三菱がそれぞれ1車種の投入というのは寂しいかぎり。

コンパクト 10年間の新車投入台数ランキング
1位……トヨタ(9車種)
2位……スズキ(6車種)
3位……日産(4車種)
4位……ダイハツ(3車種)
5位……ホンダ(2車種)
6位……マツダ、三菱(1車種)

●軽自動車

 ノミネート車が29車種もあったこのカテゴリー。結果1位になったのはワゴンR、ジムニー、ハスラーなど10車種を市場投入したスズキ。

 2位は9車種を投入したダイハツ。3位は6車種を投入したホンダ。4位は4車種を投入した三菱という結果になった。

 今回はOEMをカウントしていないけど、ダイハツもスズキも軽がメインの自動車メーカーなので、妥当な結果というわけだ。

軽自動車 10年間の新車投入台数ランキング
1位……スズキ(10車種)
2位……ダイハツ(9車種)
3位……ホンダ(6車種)
4位……三菱(4車種)

●ワゴン

 ワゴンカテゴリーは微妙な判定になった。ノミネートは全15車種。そのなかでトヨタ、ホンダ、マツダがそれぞれ3車種となり3社は同点。

 バレーノ1車種のみだったスズキは次点となり「もっとがんばりましょう」賞という結果になった。最近このカテゴリーは人気低迷なのか、総数が少なかったのは残念。

 巻き返しが来るのは、果たしていつか?

ワゴン 10年間の新車投入台数ランキング
1位……スバル(5車種)
2位……トヨタ、ホンダ、マツダ(3車種)
5位……スズキ(1車種)

●スポーツ

『ベストカー』のような自動車雑誌の誌面を賑やかに飾るのがスポーツカー。全9車種が揃った。

 しか~し、数的にはそれほどたくさん売れるクルマではない。現にGT-Rだって6月に売れた台数はわずか37台。ただし各社にとってイメージリーダーカーとして欠かせない存在。

 そんななか、結果は1位トヨタ4車種、2位スバル3車種とホンダの3車種。4位はマツダ、スズキの2車種という結果になった。

スポーツカー 10年間の新車投入台数ランキング
1位……トヨタ(4車種)
2位……スバル、ホンダ(3車種)
4位……マツダ、スズキ(2車種)

*   *   *

次ページは : ■まとめ

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

トヨタの韋駄天が覚醒する! 6代目NEWスターレットのSCOOP情報をはじめ、BC的らしく高級車を大解剖。さらに日産・ホンダの協業分析、そして日向坂46の富田鈴花さんがベストカーに登場! 新社会人もベテランビジネスマンまで、誰もが楽しめるベストカー5月10日号、好評発売中!