「もしドアが開かない時はお尻でクラクションを」備えておきたい+試しておきたいクルマの機能

子供には、クルマに閉じ込められたら「お尻でクラクションを鳴らせ!!」

 また、これからの季節で心配なのが、小さなお子さんがクルマに閉じ込められてしまう事故。JAFによると、気温35度の炎天下に駐車した車内は、エンジン停止後、わずか15分で危険なレベルに達してしまうそう。

 一刻を争う状況で、お子さんが自らSOSを発するため、警視庁のX公式アカウントが推奨しているのが、「お尻でクラクションを鳴らす」方法。ハンドルにお尻を向けた状態でハンドルを両手で持ち、尻もちをつく要領でハンドル中央を押すことで、力が弱いお子さんでも簡単にクラクションを鳴らすことができる、としています。また、夏場に持っていることが多い、水筒を使って押す方法も。もちろん、お子さんが自分でドアを開けることができるならば、そのほうが早いですが、ドアが開かなかった場合として、こうした対処法を知っておいてもらうというは、大切なことかもしれません。

夏場の車内への置き去りは、わずか十数分で命の危険にさらされることも。絶対に置き去りにしてはいけないのは大前提として、万が一の際のSOSの発信の仕方を知っておいてもらうことも大切(PHOTO:Adobe Stock_Qiteng T)
夏場の車内への置き去りは、わずか十数分で命の危険にさらされることも。絶対に置き去りにしてはいけないのは大前提として、万が一の際のSOSの発信の仕方を知っておいてもらうことも大切(PHOTO:Adobe Stock_Qiteng T)

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 雨が多くなるこれからの季節は、クルマで移動中に突然豪雨に遭遇することもあるでしょう。うっかり冠水したアンダーパスに入ってしまったり、道路が冠水したことで流されて河川に入ってしまうということも考えられ、そうしたときに、対処法を知っているかいないかは生死をわけることにもなりかねません。

 また、近年のクルマには、「緊急ボタン」が装備されていることが多くなっています。「SOSコール」とか「ヘルプネット」とよばれる装備ですが、緊急時にこのボタンを押すだけで、通信センターとつながり、オペレーターが警察や消防への連絡、緊急車両の手配をサポートしてくれます。接続と同時にクルマの位置情報も共有されるので、命に関わる事態が発生した際には、大変便利な機能。押すだけでつながってしまうため、予行練習は難しいですが、万が一のときのため、知っておきたい装備です。

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