海外ではいまだ大人気!! でも……[日本人]のお口には合わなかったらしい名車5選

■インドで大人気のスズキバレーノは“なんで日本では売れなかったの?”

日本人のお口には合わなかった!? 日本ではイマイチなのに海外では大人気のクルマたち
流麗でエレガントなスタイリングにゆとりある居住空間と充分な荷室スペースを備えたパッケージングが採用されたバレーノ。欧州車を思わせるエクステリアデザインもその特徴だった

 スズキの小型乗用車作りのノウハウを駆使し、デザイン、居住性、走行性能、安全性能などコンパクトカーに求められる要素を高次元で調和させたバレーノが発売されたのは2016年3月。

 その後、2020年7月に国内での販売が終了し、わずか4年という短い車生に幕を閉じた。それだけに日本ではマイナー車のイメージが強いが、その中身を見てみると“販売終了が惜しい”と言わざるを得ないスペックだったことがわかる。

 例えば、走りを重視する人も満足できるターボモデルの設定。燃費とパワーを両立する新開発の1L直噴ターボエンジンは、直噴化と過給器によって1.6L自然吸気エンジンに相当する高出力、高トルクを実現。トランスミッションにもダイレクトなシフトレスポンスを味わえる6速ATを採用するだけでなく、6速マニュアルモード付きパドルシフトも装備されていた。

 加えて応答性が高く、安定感のある操縦性とロングドライブでも快適でしなやかな足回りもまた秀逸で、サスペンションフレーム構造を最適化することで軽量化と高剛性を両立。フロントとリアにはスタビライザーを採用するなど、コンパクトハッチバックたる軽快な走りも見どころであった。

 また、Bセグメント用の新開発プラットフォームによるゆとりある居住空間と荷室スペースの確保や衝突被害軽減システムをはじめとする先進安全技術の導入など、グローバルコンパクトカーとして欧州をはじめ、世界の市場に展開された。

 先述のとおり、日本では2020年7月に販売が終了したが、インドでの人気は絶大を誇り、2021年11月には累計販売台数が100万台を突破。2022年2月にはフルモデルチェンジを行い、インドをはじめ、アフリカ、中南米、中東などでの販売が発表され、現在も販売が行われている。

【画像ギャラリー】日本では低迷…でも海外では絶賛中の名車をもっと見る(22枚)画像ギャラリー

PR:かんたん5分! 自動車保険を今すぐ見積もり ≫

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

話題のGRヤリスMコンセプト、新型セリカと関係あり!! オートサロン特報も掲載のベストカー2/26号発売中!

話題のGRヤリスMコンセプト、新型セリカと関係あり!! オートサロン特報も掲載のベストカー2/26号発売中!

ベストカーWebをご覧の皆さま、こんにちは!愛車のブレーキがエア抜きから2週間でふかふかになった編集…