■世界のなかでも日本の自動税はダントツに高い!?
自動車に関する税金を各国で比較すると、日本が異常に高いことがわかる。
自動車関連21団体で構成され、一般社団法人日本自動車会議所が事務局を務める組織として「自動車税制改革フォーラム」があるが、以下はその資料。
これは「車体を購入し、13年間保有した場合の税金の総額を、各国間で比較」したデータであり、同組織が2021年春にまとめたものだ。数値はすべて当時レートで「円」に換算されている(※JAF作成)。
○日本/自動車税46.8万円、重量税16.0万円、環境性能割2.2万円、消費税24.2万円。総計89.2万円
○イギリス/自動車税29.2万円、付加価値税48.4万円。総計77.6万円
○ドイツ/自動車税12.6万円、付加価値税46.0万円。総計58.6万円
○フランス/登録税4.6万円、付加価値税48.4万円、総計53.0万円
○アメリカ/自動車税2.1万円、小売売上税21.5万円。総計23.6万円
※上記比較条件
○車両タイプ/排気量2000cc、車両重量1.5トン以下
○価格価格/車体価格242万円(軽は140万円)
○燃費/JC08モード燃費値:20.1km/L(CO2排出量:116g/km)
○為替レート/1ユーロ125円、 1ポンド143円、 1ドル107円(2020年4月~2021年3月の平均値)
○税制/2021年4月時点に基づく試算(日本のエコカー減税などの特例措置は考慮せず)
昨今は大幅な円安傾向にあり、他国との税額を比較する際には他の経済指数を考慮する必要があるが、ちなみに2024年7月7日時点での為替は1ユーロ174円、1ポンド205円、 1ドル161円なので、上記の税額よりも大幅にその差は開き、日本の税金の高さがさらに際立つことになる。
自動車ユーザーにとっては自動車税、自動車重量税だけでなく、ガソリン税に関しても想うところが多々あるだろう。多くの専門家をはじめとして誰もがおかしいと感じるこれら「タチの悪い」ルールを改善する手段は、国政選挙で一票を投じるしかないのだろうか?
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