■オイル交換はオーナーズマニュアルどおりの頻度・粘度で
現代のクルマはエンジンオイルさえオーナーズマニュアルどおりに交換しておけば、そう簡単にエンジン不調をきたすことはない。
逆に言えば、オイル交換を怠るととたんにエンジン不調をきたしてしまうのも事実。
エンジンオイルには潤滑・密封・冷却・清浄・防錆の役割があり、エンジンオイルを交換しないとこれらの作用が著しく低下する。
具体的には、燃費の悪化、エンジン内パーツの摩耗によるエンジン性能の低下、冷却作用が低下することによるオーバーヒートなど。
エンジンオイルは「5000kmか1年で交換すればいい」などとも言われるが、高回転域を多用する軽自動車やターボ車などは普通乗用車よりも高い頻度で交換するべき。適切な交換時期は必ずオーナーズマニュアルに書いてあり、推奨する粘度も記載されている。
高価なオイルは性能も高い傾向にあるが、高価であるゆえに「なかなかオイル交換できない……」となるなら本末転倒。サーキット走行などを行わないなら、オーナーズマニュアルどおりのメーカー純正オイルを使ってなんら問題ない。
「オイル交換」と聞くと、クルマをジャッキで持ち上げ、ウマをかませてドレンボルトを抜いて……とちょっと大変そうだが、クルマの種類(ドレンボルトの位置)によっては、上抜き(専用のポンプで吸い出す)のほうがきっちり抜ける場合もある。
上抜きが可能な車種であればジャッキでクルマを持ち上げる必要はなく、DIYレベルでも数分で作業は終わるため、ぜひ一度、愛車のオイル交換を行ってみることをお薦めする。
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コメント
コメントの使い方上抜きは、専用のポンプが要るし、パイプの入れ方次第でスラッジが残る事が多いから、DIYには向いてないです。
取りあえずやってみるなら、やはりダンボール敷いて車の下に潜るのがお勧め。
オイルを受けるトレー(洗面器可)を忘れずに。
それに、オイル交換と同時にフィルターエレメントも替えるなら、やはり車の下に潜らにゃ。