■ダイハツのネイキッドはアウトドアブームに沸く今の時代にピッタリかも?
“自由自在にクリエイティブカー”をコンセプトに日常用途での実用性をベースにした、乗る人が主体になれるクルマとして1999年11月に登場したネイキッド。タフ&シンプルをコンセプトとしたカクカクの箱型ボディは、いま見ても新鮮だ。
ボディシルエットを引き締める薄型ルーフレールとフロントピラーモール、握りやすいバータイプアウタードアハンドルなどを採用したネイキッド。
その最たる特徴は外側に露出したボルトの脱着で簡単に外せる3分割のフロントとリアのバンパー。
加えて、前後ドアのヒンジも外側に露出していて、見た目がワイルドったらありゃしない。
これにプラスして、骨太のBピラー&Cピラーや素材感を活かしてスチールそのものに意匠した13インチホイール&非対称パターンタイヤが採用されており、これを個性派と呼ばずしてどうする!? と言わんばかりのスペックは男心をそそるものだった。
そんなワイルドな見た目とは裏腹に、実用性が高かったこともネイキッドの特徴のひとつ。
例えば、タウンユースを考慮してタワーパーキングへの入庫が可能な1550mmの全高、乗り降りや横からの荷物の出し入れが容易な約85°に開くサイドドア、荷物の積み下ろしが容易な大開口ハッチバックドア、490mmという超低床フロアのラゲージスペース、助手席シートバックを倒せば2.1mまでの長尺物が積載可能など、日常の使い勝手もしっかりと考慮されていた。
また、電子カードキーを携帯しているだけでドアロック開閉とエンジン始動許可が可能なキーフリーシステム(オプション設定)が国産車で初めて採用されたのも、じつはネイキッドだった。
アウトドアブームに沸く今、中古車市場では値が張りそうな1台だが、意外にも平均価格は40万円前後とお手頃な価格で推移していてタマ数も豊富。だったら! お遊びグルマとして1台いかが?
■スズキのセルボは若い頃の自分を思い出させるホットな走りが身上
スズキの屋台骨を支えたセルボは1976年1月の軽自動車規格改定を受け、1977年10月に誕生したパーソナル指向の軽自動車。
2011年2月に販売終了となり、34年に渡る車生を終えたセルボだが、2006年11月にデビューした5代目はスタイリッシュかつスポーティなフォルムで個性を発揮した1台であった。
取り回しのしやすさや高い経済性といった軽自動車の基本は守りつつ、斬新で力強いエクステリア、上質感溢れるインテリア、日常生活での使いやすさ、利便性などを追求した5代目。
ゲート式マニュアルモード付ATやBluetooth対応ハンズフリーシステム、キーレススタートシステム、消臭天井など、豊富な装備によってユーザーに使う喜びも提供した1台であった。
また、走りの快適性や運転する楽しさを感じさせる高い走行性能も魅力で、ターボモデルにはシフトレバーを前後に操作するだけでシフトチェンジが可能なマニュアルモード付4ATを採用。
足回りもフロントサスペンションにスタビライザーとウレタン製のバンプストッパーを採用するとともに、前後サスペンションのバネ定数や減衰力特性を最適にチューニングすることで直進安定性と優れた操縦安定性を両立して快適な乗り心地ももたらした。
2007年10月には日本初の直噴ターボエンジン+CVT(7速マニュアルモード付)を搭載したスポーティな上級グレードのSRを新たに設定。
新開発タイヤの採用、フロントストラットのロッド径大径化、前後サスペンションの減衰力特性最適化なども行われ、しなやかな乗り心地に磨きがかけられた。
このように走りにも重点が置かれたセルボのSRは現在の中古車市場でタマ数こそ少ないものの安ければ40万円前後、高くても80万円前後で推移している。
【画像ギャラリー】格安&遊べる&走れる!! 狙い目は中古軽自動車だ!!(11枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方