劣化したら、何が起こる?
ガソリンが劣化すると、例えば以下のような問題が発生します。
- 1.ガソリンタンクや配管部などの、金属部の腐食の促進
- 2.揮発性悪化によるエンジンの始動不良や不安定化
- 3.流動性悪化によって、燃料配管通路や燃料フィルタ、噴射弁が詰まり、エンジンの作動不良や最悪の場合は破損
例えば、半年以上放置されたクルマでエンジンもかかったし、問題ないだろうと走り出してしまうのは、非常に危険です。
燃料系の詰まりは、時間とともに進行していくので、走行中に突然エンジンが停止し、エンジンが壊れるという事故につながることもあるからです。
PHEV搭載エンジンはガソリン劣化対策をしている
三菱アウトランダーPHEVでは、3ヶ月間エンジンを起動せず、外部充電だけでEV走行を続けると、自動的にエンジンを起動させ、タンク内のガソリンを消費する制御が組み込まれています。
最低でも15Lのガソリンを補給しない限り、エンジンの強制起動は解除されません。
このように、燃料タンクの長期滞留によるガソリンの劣化を防止するシステムが組み込むなど、自動車メーカーも燃料の劣化に対して対策をしています。
まとめ
食品のように賞味(使用)期限があるわけではないですが、燃料の劣化は、エンジン停止やエンジン破損など大きなリスクに繋がってしまいます。
クルマをそれほど使わない方は、満タン給油をさけましょう。水分が混入する恐れがあるので注意が必要です。
また、長期間クルマを使用しない場合は、あらかじめガソリンを抜いておくなどの対策も視野に入れましょう。
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