■トヨタ・マークX(最終型)「セダンの旨みがすべて詰まったスポーツサルーン」
今やSUVやミニバンに押されっぱなしのセダンだが、そのなかでも根強い人気を誇るのがマークX。マークIIの後継として登場した同車は、フォーマルな装い、高いステータス性、快適な走行性能など、セダンならではの魅力がたっぷり詰まっている。
2009年から11年間販売された最終型は、初代の持つスポーティさと上質さをさらに熟成させたFRスポーツサルーンだ。
ダイナミックなエクステリアは初代よりもワイドトレッド化され、低重心スタイルを実現。3連を強調したヘッドライトや「X」をモチーフにしたグリルは初代から受け継いだものだ。そして、54対46という優れた前後重量バランスも、そのフォルムに生かされている。
マークXといえば、FRらしいスポーティな走りも魅力のひとつ。プラットフォームは初代を踏襲するが足まわりの熟成を図り、リニアなステアフィールとフラットな乗り心地を実現。3.5リッターと2.5リッターのV6エンジンを搭載し、力強くゆとりある走りを楽しませてくれる。
そして、新たな試みがベースとなるスタンダードの他、スポーティなスポーツ、上質なプレミアムを設定したこと。それぞれ内外装で差別化を図り、より幅広いユーザーニーズに対応することが可能となった。
現在、100万円以下で流通しているのは中期(2016年10月以前)までで、その多くは2.5リッター。絶対的なパワーこそ3.5リッターに譲るが、コストを抑えながらFRスポーツサルーンらしい走りが楽しめる、ある意味ベストバイモデルなのだ。
■スバル・アウトバック(先代)「ワゴンにSUVの走破性をプラスしたクロスオーバー」
レガシィツーリングワゴンをベースに、車高を上げて専用パーツを採用するなどし、ワゴンの利便性の高さにSUVの悪路走破性やタフさをプラスしたアウトバック。国産SUVの中では貴重なワゴンベースのクロスオーバーモデルゆえファンも多い。
しかし、そんな人気のアウトバックだって、先代モデルなら手頃な予算で手に入れることができる。
グランドワゴン、ランカスターを経て3代目から世界共通の車名に変更したアウトバック。2014年に登場した通算5代目にあたる先代は、レガシィツーリングワゴンが消滅したため、シリーズで唯一のワゴンモデルとなった。
エクステリアは、スバルのフラッグシップにふさわしい質感と機能性を表現。ヘキサゴングリルとホークアイヘッドランプによるスバルのファミリーフェイスを作り出し、フロントバンパーガードやアンダーボディのプロテクションパーツにより、クロスオーバーSUVとしての機能性や風格を主張している。
パワートレインは水平対向4気筒2.5リッターのFB25とリニアトロニックCVTの組み合わせ。駆動方式はスバル自慢のシンメトリカルAWDを採用し、路面状況に応じてエンジンや駆動力、ブレーキなどを統合制御する「X-MODE」も搭載。最低地上高を200mm確保することで、悪路での走破性を高めている。
100万円の予算で選べる物件はそれほど多くないが、今後大注目の一台と言えるだろう。
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コメント
コメントの使い方つまり手放す時のリセール絶望的ってことでしょ?
日本人は車買うときに出口戦略までしっかり考えるから、中古価格急落で、安いと思って飛び付くのは
よっぽどの世間知らずか、初めて車買うけど親の助言がない若者だけです