えぇ!?  [シャトル]の先祖!? ホンダ[エアウェイブ]が今見てもイイぞ!!

えぇ!?  [シャトル]の先祖!? ホンダ[エアウェイブ]が今見てもイイぞ!!

 狭い道でも安心で取り回しが良い5ナンバーサイズで、荷物も積めるクルマがあったら…って、そんな都合いいクルマはないかぁ…そう考える人は少なくないはず。安心してください。そんなクルマ、実はあったのです。それが今回紹介するモデル、エアウェイブだ!!

文:西川 昇吾/写真:ベストカーWeb編集部

【画像ギャラリー】万能とはエアウェイブのことよ! 見た目もなかなかイケてるんじゃない!?(8枚)画像ギャラリー

■ちょっと聞き馴染みがないかも…..エアウェイブって何!?

ひと世代で終わってしまった幻のクルマ
ひと世代で終わってしまった幻のクルマ

 エアウェイブは2005年にコンパクトステーションワゴンとして登場した。実質的にオルティアの後継モデルである。エアウェイブの名の通り、特徴的であったのが、大型のガラスルーフである「スカイルーフ」だ。

 全長1110㎜、幅770㎜という大きなガラスは、電動サンシェードが用意されていて開放感がある明るいインテリアを演出してくれるアイテムであった。販売当初のグレードは、GとLという2種類であったが、それぞれにスカイルーフが用意されていた。

 エンジンは1.5Lのみの展開で、Lグレードに7スピードモードのトランスミッションを用意。基本的なプラットホームはフィットと同じでありながら、スカイルーフでより個性を打ち出したモデルであったのだ。

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■ちょー万能じゃん!! 広々ラゲッジスペースと充実のシートアレンジ!!

広くない!? ほんとに5ナンバーサイズなのこれ!?
広くない!? ほんとに5ナンバーサイズなのこれ!?

 そしてエアウェイブの魅力が荷室の広さだ。ホンダらしいセンタータンクレイアウトによって低床フロアを実現。クラス最大級となる473Lの荷室容量を確保している。

 フラットな部分も広く、5ナンバーサイズ(全長4350㎜全幅1695㎜全高1515㎜)であることを考えると、驚かされるラゲッジスペースとなっている。

 さらに、シートアレンジも秀逸だ。後部座席を前に倒せば1810㎜の奥行きを持つフラットな荷室が誕生する。5ナンバーサイズでも快適に車中泊が出来そうな仕上がりだ。

 また、後部座席を跳ね上げて背の高いものが積めるアレンジや、フロントシートと後部座面がフラットになるアレンジなど、様々なシートアレンジが用意されていた。

 小さなボディサイズながら、汎用性や使い方は無限大と思わせてくれるのがエアウェイブのユーティリティだ。

 エアウェイブは2010年にホンダのラインアップから姿を消してしまった。しかし、この手の5ナンバーステーションワゴンというのは現場からの要望も多かったのか、2011年に実質的な後継モデルとなるフィットシャトルが導入されている。

 今見てもエアウェイブのパッケージは秀逸で、コンパクトなボディサイズと優れた積載性を高い次元で両立していると感じさせる1台だ。

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■後継モデル欲しくない!? 頼むよホンダ!!

今出たら絶対買う。それくらいの魅力がエアウェイブにはある
今出たら絶対買う。それくらいの魅力がエアウェイブにはある

 現在のホンダのラインアップにはフィットシャトルもなく、コンパクトステーションワゴンが存在していない。

 トヨタにカローラツーリングがあることを考えると(こちらは5ナンバーではないが)、ホンダディーラーの現場としては後継モデルが欲しいところではないだろうか。

 長物が積みやすくてコンパクトなボディサイズのステーションワゴン。室内空間を確保するパッケージに定評があるホンダなら、きっとそんな魅力的なステーションワゴンを作ってくれるに違いない。

 エアウェイブを思い返すと、ホンダのラインアップに後継モデルが欲しいと感じさせる1台だ。

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