【スカイライン、RX-7…】デビュー時にじゃじゃ馬すぎたクルマ5選

■日産 セドリック(430型)

日産 セドリック(430型) 1979年発売

 日本初の量産ターボ車は1979年にデビューしたセドリックターボだが、コイツに初めて試乗した時の驚きは忘れられない。

 この時代、ターボといえばBMW2002ターボやポルシェ930ターボなど憧れの存在。それが国産車に登場したのが、まずスゴイことだった。

 しかも、走らせればやっぱりターボならではのパワーが炸裂。それまで、L20型といえば排ガス規制でトルクがスカスカになった典型的駄目エンジンだったのに、ターボ化によって「何じゃコリゃー?」というくらい元気を回復。大柄なセドリックが鬼のように加速するのには心底ビックリした。

 これはのちにわかったことだけれど、最初のセドリック用L20ETはタービンのA/Rがかなり高速型で、どうもブースト圧も公表値以上に高かったらしい。

 そのためか、その後ぞくぞく登場する日産ターボエンジンは、どれに乗っても物足りない印象。1983年にFJ20ETが登場するまで、このセドリックを上回る強烈さを感じられなかったというのが正直なところ。

 日産は、初期型はじゃじゃ馬で出して、あとからそれを調教するのが得意(?)だが、ターボも最初が一番インパクト大だったというわけですね。

【画像ギャラリー】ほかにもあった! 取り扱い注意のじゃじゃ馬車たち

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