フランス車の美学・美意識爆発! でも……ちょっと高い!? シトロエンC4スペースツアラー試乗【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】

■数年後に人気が上がるクルマと見た!

トルクフルなディーゼルエンジンで、走りは余裕たっぷり。これも日本車にはない魅力だ。最小回転半径は5.5mだが、小回りが利く印象だった
トルクフルなディーゼルエンジンで、走りは余裕たっぷり。これも日本車にはない魅力だ。最小回転半径は5.5mだが、小回りが利く印象だった

 2014年に登場し、もう6年が経過しているC4スペースツアラーだが、最近まで30年前のシトロエン2CVを所有していた私にとっては新車もいいところだ。

 斬新なデザインはまったく古びていないし、逆に年月を経て、いい味わいが出てきているようにも思える。

 今回乗った「SHINEブルーHDi」というグレードの車両価格は420万円。購入を考えてはいるが、正直に言って、この価格で新車を買う可能性は極めて低い。

 中古車サイトを見ると、200万円台、300万円台の低走行車がゴロゴロしているのだ。どうしたってそちらに目がいってしまう。

 中古車ジャンキーの私には、このクルマが何年後かに人気が上がっている様が目に浮かぶ。

 さすがに新車価格より高くなることはないだろうが、中古車で買ったら、何年後かに同じくらいの価格で売れるのではないかと睨んでいる。中古車売買は真剣勝負だから、そういう読みも重要なのだ。

標準装備のパノラミックガラスルーフが爽快だ! シートを収納すれば広々としたラゲッジになる
標準装備のパノラミックガラスルーフが爽快だ! シートを収納すれば広々としたラゲッジになる

 さて、結論を出そう。シトロエンC4スペースツアラーはとてもいいクルマだった。フランス車の個性や美学をガンガン感じるし、実用性や利便性も充分に高い。

 ただし、新車価格は高すぎる。せめて300万円台、それも前半に収まっていてほしい。

 こういうクルマは、ちょっとヤレた感じの安い中古車を見つけて買うのがかっこいいのではないか。どういうわけだか、そんな結論になった。クルマは奥深いものである。

●テリー伊藤 今回のつぶやき

 日本のミニバンにはない独特の味わい。使い勝手だけでなく、走りも楽しいのが大いなる魅力だが、新車はちょっと高いね。

(写真、内容はすべてベストカー本誌掲載時のものです)

【画像ギャラリー】フランス車の美学を見た! テリー伊藤 C4スペースツアラー試乗の様子をギャラリーでチェック!!(9枚)画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

6代目はハイブリッド!?ウワサの新エンジンも搭載の次期型スープラが見えた!ベストカー11月26日号発売中!!

6代目はハイブリッド!?ウワサの新エンジンも搭載の次期型スープラが見えた!ベストカー11月26日号発売中!!

 ベストカーWebをご覧の皆さま、ちわっす!季節の変わり目にノックアウトされ、高熱でうなされながら誕…