■保安基準適合部品なのに車検に通らない!?
“保安基準適合部品”と記載してあるパーツがある。保安基準適合部品とは、道路交通法で定められた“道路運送車両の保安基準”に適合していることを指し、公道での使用が可能な部品の意味。
しかし、車検はそれぞれのパーツが保安基準に適合しているから合格とされるのではなく、“クルマが”保安基準に適合しているか? である。
しかも、最終的に判断するのはその時に検査する検査官。よって、「去年はOKだった」と言ってもムダ(筆者にも経験あり)だし、「このパーツは車検適合品ですが……」も同じ。
【画像ギャラリー】車検って想像以上に厳しいんです…(7枚)画像ギャラリー■純正品じゃないとダメ! なわけじゃない
クルマは、「乗ることが楽しい」「見て楽しい」「愛でて楽しい」「カスタムして楽しい」など、人によって“楽しい!”と思うポイントはさまざま。
なかでも、“カスタム”は、動画による実際の作業事例を簡単に見ることができる世の中になった今、専門知識のない人でも「クルマって楽しい!」と思えるポイントとなった。
でも、結局は純正パーツじゃないと車検合格は厳しい……のか? というとそうでもない。
NAPAC(一般社団法人 日本自動車部品・部品アフターマーケット振興会)という団体があるが、ここは安心・安全な製品の流通によるアフターマーケットを目指した業界団体で、アフターパーツ振興の団体であるASEA、アルミホイールのJAWA、スポーツマフラーのJASMAという事業部から成っている。
NAPACはユーザーに対して安心・安全なカスタムパーツの提供を行っており、実際の保安基準にクリアしていることはもちろん、さらに厳しい自主規制を設けて、それをクリアしているカスタムパーツに認定プレートや認定ステッカーを与えている。このNAPACの主旨に賛同して加盟している業界団体や企業のカスタムパーツは、第三者機関によるテスト済み認定パーツなのである。
「純正品じゃつまらない! でも車検に適合するパーツを選びたい」という人は、これらの認定プレートやステッカーがあるパーツかどうか? を見て選んでみてはどうだろうか?
とはいえ、認定を受けているパーツであっても取り付け方などによって「確実に車検に通るパーツ」とならないことも理解してほしいのだが……。
【画像ギャラリー】車検って想像以上に厳しいんです…(7枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方