ロッキー&ライズ超辛口新車情報!! コンパクトSUVの王座を狙え!!

まとめ

まだ発売1カ月後の受注台数は出ていないが大ヒット間違いなしといったところ
まだ発売1カ月後の受注台数は出ていないが大ヒット間違いなしといったところ

 ちなみに、月販目標台数はロッキーが2000台、ライズは4100台だという。ジムニー派生のジムニーシエラや、ハスラー派生のクロスビーなど、軽SUVをベースにした排気量1~1.5LのコンパクトSUVをスズキが出しており、ロッキー/ライズは、このコンパクトSUVジャンルに飛び込む1台となる。

 ロッキー&ライズが有利と考えられるのは、ミドルサイズSUVのRAV4にデザインを寄せている(寄ってしまった)ことだろう。

 RAV4のイメージを感じさせてくれるため、安さを感じにくいデザインであり、さらにはダウンサイズを要望するニーズにも対応できる。

 5ナンバーサイズながら後席に大人2人が余裕を持って座れ、ラゲッジ容量も充分。価格はお手頃な200万円前後。しかも、レスポンスがいいエンジンで軽快な走りが楽しめる1Lターボとくれば、売れないワケがない!

 また、電子制御式カップリング機構を用いたダイナミックトルクコントロール4WDを採用したグレードが用意されているというのも大きいが、残念ながら今回の試乗では、オフロードでその価値を試すことはできなかった。

 まだまだ乗り足りないため、正確に課題があるのかを見いだせていないが、もしも、この価格帯でRAV4譲りのオフロード走行性能が伴っていれば、さらに魅力的といえるだろう。

<元開発技術者目線から見た辛口採点チェック!!>

■コーナリング性能 7点/適度な操舵力で軽め。軽やかにコーナーをぬける印象。ブレーキングでの視線変化やコーナーでのロールはやや大きめ
■高速直進安定性  7点/直進安定性は高いがやや不安感あり
■乗り心地     7点/フワ付きややあり、路面外乱でヒョコつき感じる
■ロードノイズ   7点/一般車並み。静かではない
■エンジンフィール 8点/滑らかに加速。ラバーバンドフィールは感じない
■加速フィール   7点/1Lターボにしてはパワフル。サウンドも軽快。
■走りの質感    7点/石畳路ではザラザラ、ステアリングの振動もある。微振動のため良く感じない
■居住性      8点/前席が快適な広さをしている。シートもソフトで座り心地良い。後席も狭さを感じにくい
■インテリアの質感 7点/造形は良くできている。プラスチックパーツはやや多め
■コストパフォーマンス 9点/このデザインと広い荷室を持つクルマで税込200万円をきる価格設定は安い

総合点/74点

■コメント:
 ベビーRAV4なデザインはカッコ良いと感じる。小回りもよく利くので狭い道や駐車場でも運転が怖くない。荷室も十分にあり、例えば流行りのソロキャンプにも適している。(196万円のカローラには標準装備だった)ディスプレイオーディオがメーカーオプションで15万円弱の価格設定はやや高い。標準ナビを買うのと同じであまりリーズナブル感がない。

※個別項目は10点満点、総合点は各項目を集計したものです

ダイハツ ロッキーG 主要諸元
■全長×全幅×全高 :3995×1695×1620mm
■ホイールベース :2525mm
■車両重量:980kg
■駆動方式:前輪駆動
■エンジン:直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボ横置 (1KR-VET型)
■エンジン排気量:996㏄
■最高出力 :98ps/6000rpm
■最大トルク :14.3kgm/2400~4000rpm
■トランスミッション :CVT
■サスペンション前/後:マクファーソンストラット/トーションビーム
■タイヤ前/後:     195/60R17/195/60R17
■WLTCモード燃費:18.6km/L
■最小回転半径 :5.0 m
■燃料・タンク容量 :無鉛レギュラーガソリン・36L
■価格:200万2000円(+付属品合計29万5801円=229万7801円)

【画像ギャラリー】どこが違う? ダイハツロッキー&ライズの詳細写真

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