■歴代MINIの歩んできた道
今年(2014年)4月の新型ミニではいったいなにがどう変わるのか。
2001年に登場した初代BMWミニはクラシックミニが40年間以上もキープコンセプトで生産していたことに倣い、ホワイトミラーやホワイトルーフ、フェンダーやサイドステップ部のブラックなどを踏襲。
続く現行BMWミニはパッと見では先代との違いがわからないほどのウルトラキープコンセプトで登場。ただ、そこに新たに人体や骨格をモチーフにした要素を含んだコンセプトを採用した。
そして新型ミニでは過去のアイコン的なデザインは踏襲しながらヘッドライトなどのデザインを一新、新開発の1.5Lターボを積むなど、新世代ミニとしてのアイデンティティを確立している。
●BMCミニ(1959~2000年)…BMCの天才技術者、アレック・イシゴニスの指揮するチームによって誕生した大衆車。1959年から2000年までに実に530万台が生産され、いまだに根強い人気を持つ。
●初代BMWミニ(2001~2006年)…1994年にローバーを傘下に収めたBMWが同社初のFF車として新開発で製造した初代モデル。クラシックミニをモチーフにしたデザイン要素を色濃く受け継ぎながらモダンに。
●2代目現行BMWミニ(2006年~)…BMWミニとして初のフルモデルチェンジを受けたモデル。HB、クラブマン、クーペ、ロードスター、カブリオレ、クロスオーバー、ペースマンと7種類のボディバリエーションを持つ。
●3代目次期型BMWミニ(2014年~)…六角形のラジエターグリル、幅の広いクロームフレームで縁取りされたヘッドライトとリアライト、ボディを取り囲むブラックの帯などこれまでのミニから一段と進化した3代目となる新型ミニ。
■並みいるライバルたち
●トヨタ アクア…昨年(2013年)11月の一部改良で国産ナンバーワンのJC08モード37.0km/Lをマーク。
●ホンダ フィット…昨年(2013年)フルモデルチェンジを受けて現行3代目モデルとなったホンダ渾身のコンパクトモデル。
●フォード フィエスタ…4代目のマイチェン後モデルが1Lターボのエコブーストエンジンをひっさげて日本でもついに2月から販売開始に。とても1Lターボとは思えないほどのパワフルさが魅力!
●ルノー ルーテシア…昨年7月から日本導入開始となった軽快なハンドリング性能が魅力のルノーのBセグメントコンパクト。1.6Lターボ搭載のルノースポールも設定される
●VW ポロ…up!とゴルフとの間に位置しているVWのBセグメントコンパクト。2009年から販売開始の古参モデルとなったが、いまだにその実力は一線級を保っている。
■新型MINI主要諸元(Cooper)
・全長×全幅×全高:3821×1727×1414mm
・車両重量:1085kg
・ホイールベース:2495mm
・エンジン:直3DOHCターボ
・最高出力:136ps/4500~6000rpm
・最大トルク:22.4kgm/1250~4000rpm
・JC08モード燃費:─
・トランスミッション:6AT/6MT
・サスペンション:F)ストラット R)マルチリンク
・タイヤサイズ:175/65R15









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