GT-R直系エンジンは禁断の果実なのか
そして搭載されるエンジンはR35GT-Rに搭載されるVR38直系のVR35DDTTとなる。フェアレディZのエンジンの排気量をアップしたとも言えよう。
ここまで書いておいてエンジンがイマイチなはずはなく、アクセルペダルを踏み込めばエギゾーストノートが脳幹に響き渡る。カーボンニュートラルだなんだって言っている時にこんな爆裂的なエンジンを踏み抜いていいのか不安になるが、パトロールとの相性はこの上ない。
431ps、トルク700Nmのとてつもないパワーをもたらすこのエンジンはランクル300のそれを凌駕するスペック。圧倒的にV8が支持されてきたパトロールが、V6ツインターボへのチェンジも簡単なものではなかっただろう。
このあたりはランクル200から300へのモデルチェンジともオーバーラップする部分もある。一方でランクルとは異なりパトロールにはディーゼルもなければ、レクサスLXのようなハイブリッドもない。
ここもまた日産らしさとも言えるのだが、とにかく売るなら今しかないというのは間違いない。肝心の価格は800万円台半ばがスタート価格、最上級グレードがコミコミ1000万円ほどかと見られる。ただパトロールよりもコンパクトカーなどのスケジュールをもっとクリアにして、パトロールを正式発表するのはユーザーを安心させてからでも遅くないとも思う。
兎にも角にも「出せるうちに出したい」というのが日産担当者の正直な気持ちだろう。頑張れ日産。

コメント
コメントの使い方さすがに私じゃこれは買えないけど、一台あたりの利益も高いだろうし、エルグランドとGT-R無き今フラッグシップ的なイメージ戦略としては大正解無きがします。ランクルより更に一回り大きくさらにワンランク質感高いのもいい!!なによりデザインが日産らしく秀逸!!
物好きなお金もち様が買うだけの車になったとしても私は好き
日産の業績不振は、
「ラインナップの老朽化と削減による販売台数減少」
が原因であり、大手メディアが横一線で伝える、
「拡大戦略の失敗」
ではないですから、ラインナップの復活とモデルチェンジが復活の要だと言えますね。
こんなの日本で売れる訳ない。日産がダメになった原因が良く分かる。