初代よりジムニー感!? 新型ハスラーは変わらないようで変わっていた!!


「安いけど安っぽくない」はラテン系を思わせる

どこかジープレネゲードを思わせるカジュアルさとSUVらしさを両立させた新型ハスラーのインパネ

 インテリアも随所に道具感を散りばめている。インパネの“3つの輪っか”はその代表。ホント言うとこれ、かなりなんちゃってな感じですが、シートの素材や柄はスズキらしくセンス抜群。スズキって“イタリア・フランス車”的に、お金をかけないオシャレ感を出すのが得意なんだよね。

 新型ハスラーは、先代に比べてホイールベースを35㎜拡大しているうえに、ウィンドウの傾斜がより垂直に近づいたので、室内は充分すぎるほど広い。かといってスペーシアみたいに天井が高すぎて落ち着かないこともなく、なんだかとっても居心地がいい(個人の感想です)。

 外から見ると、新型ハスラーのタイヤの四隅感はまさに限界ギリギリ! こりゃ室内が広くなるわけだ。タイヤが隅っこに寄ったぶん、アプローチ&ディパーチャーアングルも改善していて、より悪路に強くなっているはずだ。(今回、悪路は走ってまいせんが)。

新型ハスラーの走りは「普通」から「+α+α」に進化!?

もともと「普通によく走る」ハスラーの走りは、新型になって進化した?

 一般道での走りはどうかといいますと、全体の質感が大幅に上がっていた。先代ハスラーは「フツーによく走る」ってな感じだったが、新型は「フツー+α+α」くらい? 

 スズキの新世代プラットフォーム「ハーテクト」は、最新のダイハツアーキテクチャー「DNGA」には負けるけど、ハスラーのそれは環状骨格構造と相まって、先代とは格違いのしっかり感がある。

 よって車体の動きの精度が違う! だから走りが上質になったのです。乗り心地もしなやかで、後席でも不快な突き上げはほとんどナシ。なにげにフラット感が高い。

 遅めのステアリングギア比とソフトなサスペンションで、ハンドリングは“ゆるふわ”系ながら、ハスラーで峠を攻める人もいないでしょうし、期待以上のリラックスドライブを提供してくださいます。

 自然吸気エンジン(NA)は、新開発の超ロングストロークタイプで、12:1という高圧縮比もあり、うおお! というほど低速トルクがある。軽のノンターボは低速トルク命で、各社開発にしのぎを削っているが、スズキのコレはこぶしひとつぶん抜けた感じだ。

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